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日韓戦。サイドバックは右にうっちー、左に駒野さんという個人的に嬉しい布陣で、駒野さんは股抜きでPAに侵入してシュートを放ち本田のゴールのきっかけをつくり、うっちーはやさしく舞い上がって直接ゴールラインを割る加地さん譲りのふんわりクロスを披露するなど、二人ともとても楽しませてくれたのだった。

ところでそんな中、ガンバのオフィシャルサイトでは、こんなものの発売がひっそりと告知されていたのだった。

GコレTシャツ 第1弾『加地選手』ってそれってつまり、加地Tじゃないか。ちょっと、欲しい。加地さんの顔が大きくプリントされたこれを着て、カレーうどん食べたい。

それでまた別の「顔」の話だが、中村憲剛がブログにサポーターにもらったという似顔絵を載せているのだった。『「これをブログに載せてください」って言われて更にびっくり(略)約束守りました』って、つまりこれは中村憲剛が私を、似顔絵を持って練習場まで来いと誘っているのだろうか。

よし、わかった。待っててくれ、憲剛。そうだ、似顔絵を胸にプリントした「憲剛T」を作って持っていくから、それを着た写真をブログに載せる約束をしようじゃないか。

【非売品】

GコレTシャツ 番外編『加地選手・ヘン顔ver.』

大宮アルディージャ戦

やけに報道陣の数が多く、中には外国人の記者の姿も見られたのは、海外移籍が決まったこの人への注目度の高さゆえなのだろう。

加地さんのナルシスティックなポーズのつもりなのか、平井の阿波踊りのつもりなのか、独特のポーズをキメる、宇佐美。

本家本元、ナルシスティックなポーズを背中越しにキメる加地さん。

ところで今さらながら実は「ナルシスティック(narcissistic)」が正しいんじゃないのかと気がついてしまったのだけれど、でもそうすると「ナルシシスティックなポポーズをキメメる加地ささん」って感じがするから、今まで通り「ナルシスティック」でいく。

戦況を見つめているふりをしつつ、自身の影の微妙な場所に直立するペットボトルを重ね合わせ、誇らしげに腰に手を当てご満悦の西野監督。

って、もちろん監督も90分そんなことばかりしている訳ではなく、たまには選手に指示を出したりもするのである。

「はいみんな、これ注目」
監督の指し示す先にはどうやら加地さんが立っているようだが、加地さんの何に注目すればいいのだろうか。

ヘン顔。

ドイツW杯ブラジル戦終了後の中田のようにピッチに寝そべっているように見えなくもない、加地さんのスローイン。

ふんわり。

ヤット加地フタリ、2011・夏が来た。

憲剛時計

前回の記事をアップしたそばからJ's GOALにまた新しい「何かを持つ中村憲剛」の写真が掲載され、私の「何かを持つ憲剛」フォルダは充実していくのだった。

そして以前からこれらの写真が何かに似ていると思っていたのだが、梅雨明けした東京の暑さに耐えかね「梨ガリ君」を食べていてそのパッケージに「ガリガリ君×美人時計 スペシャルコラボ企画」という文字を見つけて気がついた。美人時計の、時刻を書いたフリップを手にした女性の写真に似ているのだった。となれば、作るしかあるまい。

憲剛時計

何かを持っている

日本ハムの斎藤佑樹投手が何かを持っているのかどうか、私は知らない。だが、私は知っている。中村憲剛は、何かを持っている。

あるとき私は気づいたのだ。あれ、そういえば中村憲剛って、何か持ってるぞ。そして私は、PCにフォルダを作った。何かを持っている中村憲剛のための、「何かを持つ憲剛フォルダ」だ。

何かを持っている。J's GOALなどを見ていると、本だったり、色紙だったり、お菓子やバナナだったり、そんな「何か」を手に持ちカメラに向かう中村憲剛の写真がよく掲載されており、私はなんとなくそれらをダウンロードして集めていたのだった。

いろんなものを手に持つ中村憲剛の写真を眺めていると、私もその手に何か持たせてみたい気がしてき、しかしそういえば中村憲剛が気になりだした当時、似顔絵の応援FAXを持たせたことがあったのを思い出した。

その記事の最後には【みんなで中村選手に応援FAXを送ろう!】と題し、白紙を持った中村憲剛の画像を載せたのだったが、これはつまりこの白紙部分に画像編集ソフトなどで文字などを書きこめば、あたかも中村憲剛に送った応援FAXを本人が手に持っているように見える画像が作れる、そのためのひな形という意味であった。

しかしここはやはり「PC加地さんジェネレーター」同様、画像編集ソフトなどを使わずとも、何かを持つ中村憲剛の画像を作れるようにしたい。そしてできたのが、これである。

憲剛フリップジェネレーター

何かを書いたフリップを持つ中村憲剛の画像が、簡単に作成可能だ。

何かを持っている斉藤君 2006年8月24日(木)

柏レイソル戦

相手選手に倒されて痛がりながらも指先までまっすぐに伸ばした気をつけの姿勢を崩さない加地さんに見とれる副審。

そして副審はその直後、主審が職権を乱用しとんでもないことを企てる一部始終を目撃することになるのだった。

主審「そのペットボトルよこしなさい。さもなくばイエロー」
加地さん「え、あ、はい…」

主審「ああ、夢にまで見た加地さんとの間接キス…ゴキュゴキュゴキュ」
副審「…ゴクリ」

間接キスを奪われた加地さんがガックリしているようにも見えるが、しかし主審の目論見が本当に成功したのかどうかはわからない。そんなこともあろうかと、加地さんが「予防」していた可能性があるからだ。

飲み口に口をつけぬよう、絶妙な距離をあけて水を飲む加地さん。お行儀よく、正座で。

ラブシーンシリーズ。

「お昼何食べる?」「何にする?」「じゃあね、せーので言おっか」「いいよ。せーの」「パン」「パン」「わー、おんなじだー」「イエーイ」とかいちゃつくカップル。

「大丈夫、何も心配いらないさ」中澤に肩を強く抱かれた加地さんを、レアンドロはうらやましそうに見つめることしかできないのだった。

宇佐美「グノ様〜 サランヘヨ〜」
グノ様「…」

一瞬びっくりしたけど、たぶん、集音マイク。

ナルシスティックな加地ヒトリ、2011年・もうほとんど夏。

今、戻った

今、戻った。家に帰ってきた。とは行っても、フロンターレ戦のあった等々力からではない。今日は他の予定が入ってしまい、スタジアムへ行くことができなかったのだ。それで早速試合はどうなったのか、ガンバのリアルタイム速報のページを見てみると、59分のところにちょっと気になるこんなことが書いてあるのだった。

顔面でボールをクリアした加地は一旦、担架でピッチ外へ。
だが、今、戻った。

加地さんの新技、顔面ブロック。鋼のように鍛え上げたそれで跳ね返す“金玉ブロック”は涼しい顔でキメる加地さんも、さすがに担架のお世話になったようだ。しかしそこは加地さん、驚異の回復力で、試合速報の担当者が「担架でピッチ外へ」って書いてるそばから、「だが、今、戻った」。

なんかいいな、「だが、今、戻った」。どんなにネガティブな状況も、最後にこのひと言を付け加えれば一気に好転するような気がする。

覆水盆に返らず。
だが、今、戻った。

そうさ、諦めなければ不可能なことなんかないのさ。「だが、今、戻った」。このひと言で、どんな困難な状況もすぐに解決だ。

私の何気ないひと言が、家の者の機嫌をひどく損ねてしまったようだった。
だが、今、戻った。

うん、まあね、そんなふうに簡単に機嫌が戻ったら、風呂掃除したり甘い物を買ってきたりして顔色をうかがう必要もないよね、って、これはあくまでたとえばの話である。

3日前、短い置き手紙を残して、家の者は出て行った。
だが、今、戻った。

いや、だから、たとえばの話だ。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
だが、今、戻った。

あ、いや、ちょっと戻るの早いかな、もうすぐですね、上流から桃が、あーほら来ちゃった、あれを拾っていただかないと、あー、まずいな、どんどんどんどん流れて、いや、あの中に人がですね、あー、行っちゃったなあ。

デデンデデン、デデンデデン、I'll be back。
だが、今、戻った。

早っ。

大変ですー、ワカメお姉ちゃんがカラカラですー。
だが、今、戻った。

ふえるワカメちゃん。