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B&W

気が付けば今日は東京ダービー、加地さんも大活躍を見せてくれるに違いない。今日の試合はBS-iで生中継がある。よし、ハイビジョンのワイド画面&高画質で、加地さんの強烈ミドルシュートを堪能だ。

と言いたいところだが。実は数日前より私の住環境が変わり、おかげでBS-iはおろか、アナログも含めた全てのBSの視聴ができなくなってしまった。今日の試合は観たかった。加地さんが自身今季初ゴールも含め、FC東京の7得点全てに絡む大活躍をみせるはずの、今日の試合を。でも7失点し、FC東京がまたもや勝利を逃すかもしれない、今日の試合を。

ここで、もしやと思い調べてみると、今日はMX-TVでも生中継があるではないか。私の新しい住環境も一応東京の端くれ、受信は可能なはずだ。しかし残念ながら、UHFアンテナがない。今からアンテナを買いに行くわけにも行かず、しかたない、今日は諦めるか・・と無理を承知でテレビのチャンネルを14に合わせた。

映っている。

立川談志がなにやらしゃべっている。テレビ欄で確かめると、これは確かにMX-TVなのだった。驚いた。アンテナがなくても、受信が可能だったのだ。

白黒だけど。

そんなわけで今日私は白黒テレビで加地さんを観戦する。白黒でも全く問題はないだろう。なにしろ加地さんのクロスは、2色なのだから。

よお、よお

東京あるかも、加地のMFコンバート

加地がさらに前線へ? 4日、東京のフォーメーション練習でDF加地がMF石川と前後を入れ替わった。周りの選手から「よお、よお」といった冷やかし交じりの声が上がる。

いいなあ、チームメートに冷やかされる加地さん。愛されているのだな。でも気になるのは、入れ替わって下げられた石川の心境だ。あまりいい気持ちではなかったのではないか。よきチームメートであると同時に、同じ右サイドのライバルでもあるはずだ。周りの選手がよおよお言う中、石川は密かに思ったと思うのだ。俺だってやれる、と。チャンスさえあれば、俺だって代表で活躍できる、と。

がんばれ、石川。今からでも遅くはない。Jで活躍してアピールし、ドイツW杯までにジーコジャパン右サイドの位置をつかみ取れ!

とか書いていて気がついた。今日もJリーグの試合があるのではないか。FC東京はアウェイで川崎と対戦だ。加地さんはふんわりクロスを封印して戦うらしい。今日も加地さんの活躍に期待しよう。

たぶんそんなに考えないで、行け!

バイエルンが加地さんに興味を示していることについて、ここに加地さん本人のコメントが載っている。

▽加地亮「海外でのプレーは、今のところは全然考えてない。やっぱり日本が住みやすいし、日本がいい。(オファーが来ても)たぶんそんなに考えないと思う」

考えないらしい。っていうか、「日本が住みやすい」って、そんな理由で海外からのオファーを断るのか。加地さん、あなたはサッカー選手だ。サッカー選手は海外へ、住みに行くんじゃなくて、プレイしに行くんだろう?そりゃあ確かに日本よりも治安が悪いところが多く、ヘタをすればペットボトルをカツアゲされるくらいでは済まないだろうけれど。

いや、これはきっと何というか、「前フリ」というやつだな。こんなこと言っておいて、ある日突然「a trip」とか書いたTシャツを着て、加地さんは海外へと飛び立っていくに違いない。期待して待ってるぞ。

セレッソ戦・幻のヒーローインタビュー

J再開初戦、やはり加地さんの注目度は高く、TV中継でも最初から加地さんの姿がよく映り、ここで活躍しなくてはコンフェデの好調がまぐれとか奇跡だったと言われてしまうだろう。

そんな中、前半いきなりジャーンと接触して頭を打ち、ピッチに倒れこむ加地さん。なかなか起き上がらない。またしても私たちの予想や期待を裏切り、頭の強打で一切の記憶を喪失、ずぶ濡れのユニフォーム姿で海岸で発見され、人が近づくと激しく怯えるものの、ペットボトルを渡すとそれをきれいに並べることから「ペットボトルマン」と名付けられ、世界中で話題になるだなんて。

などと妄想していると、茂庭にシャンプーしてもらうかのように頭から水をかけてもらい、加地さんはなんとか復活、ひと安心。しかもその衝撃で何かのスイッチが入ってしまったのか、後半、ピンポイントクロスで先制点を演出。控えめな加地さんらしからぬ、激しいガッツポーズを披露。さらにその直後には強烈なミドルシュートから2点目を演出。期待通りの大活躍を見せてしまった。

この流れなら、試合後のヒーローインタビューは当然加地さんだろう。細田阿也にインタビューされる加地さんが見れるのか。しかしFC東京は2点のリードを守りきれず、後半ロスタイムに同点ゴールを許してしまい、加地さんのヒーローインタビューは幻となってしまった。残念。

それでも各局のスポーツニュースは、大々的に加地さんの活躍を報道。まさに加地大賛辞。さらにフジテレビはこんなもの(MPEG)まで作ってしまった。嘘から出た誠というか、パロディがパロディとして成立しなくなってしまったじゃないか、どうしてくれるんだ。

おまけ。みんなで応募しよう。

苦悩

気が付けば今日からJリーグが再開、加地さんもFC東京で大活躍を見せてくれるに違いない。今日のFC東京の試合はBS-iで生中継がある。よし、ハイビジョンのワイド画面&高画質で、コンフェデを経て進化した加地さんの、ワールドクラスのピンポイントクロスを堪能だ。

いや、まてよ。FC東京対セレッソ大阪の試合のキックオフは夜7時のはずだ。やばい。夜7時といえば、女子バレーWグランプリ日本対韓国戦の放送とバッティングしているのではないか。どうしよう、加地さんとかおるさん、私はどっちをとればいいんだ?

普通に考えれば、加地さんだ。加地さんを応援するブログのようなものを開設している以上、加地さんの試合を観ないわけにはいかない。でも、それは心からの希望か?義務感のようなものではないのか?本当に観たいのは、かおるさんの方ではないのか?透き通るように白い肌でコートに立つかおるさんに、既に心は移ってしまったのだろう?いや違う。コンフェデ後の燃え尽きたかのような心の隙間に、かおるさんはするりと入り込んできただけなのだ。私が本当に心から愛しているのは、加地さんひとりだ。そう、私が観たいのは、ふんわりと舞い上がりスパイクを決めるかおるさん…いや、違う、ちくしょう、俺はどうしたらいいんだ!

身体が二つに引き裂かれるような苦悩の中、あらためて新聞のテレビ欄をチェックすると、昨日までと一転、女子バレーの放送は今日は夜9時からなのだった。

フジテレビ、加地さんとの直接対決を回避。

よかった。おかげで加地さんとかおるさん、両方観ることができる。さらに深夜にはWユースの3位決定戦、決勝戦まであり、全部観たら一体合計何時間になるのだ。週末とは言え私は仕事が忙しく、とても全部観ている余裕はない。どれか一つだけで我慢するとしたら、やっぱり加地さんか…いや、かおるさんか…いや…

認知度

コンフェデ3位決定戦。国歌を斉唱するドイツの選手が次々と写し出される。私の家の者があまりサッカーに興味がない、という話は以前書いたが、その家の者が、TV画面を見てぽつりと言った。

「バラックだ」

え?知ってるの?家の者がバラックという名前を知っているだけでなく、顔と名前まで一致していることに驚いて聞き返すと、「髪、のびたよね」と答える。家の者はおそらく2002年のW杯でバラックを覚えたのだろう、確かに今はあの頃より長めの髪型だ。私がサッカー中継を観ている横で、観ていないようで、それなりにちゃんと見ているのだな、家の者も。

試しに、と思って聞いてみた。日本代表の右サイドは?しばらく考えたあと、サイドって外側だよね?と聞き返すので、そう、と答えると、言った。

「加地さん」

ちゃんとわかっている。しかも「さん」付けだ。おそらく私が加地さんがボールを持つたびに「行け、加地さん!」「加地さんシュートだ!」などと叫んでいるので、「加地」ではなく「加地さん」と記憶しているのだろう。それにしてもポジションまでちゃんと把握しているとは驚きで、なんで知ってるの?と聞くと、その答えはさらに私を驚かせるものなのだった。

「サイドはペットボトルの近くだから」

そこまで知っているのか。家の者は2ちゃんねるなどは見ないし、このブログだかなんだかよく分からないものも読んでいないはずだ。そもそも、私がこれを書いていることすら知らない。そんな家の者にまで、加地さんとペットボトルの関係は広く認知されているのだ。

私は改めて思い知った。いかに加地さんが偉大なのかを。

もしくは、いかに私がサッカー中継を観ながらひとり言を言っているのかを。

コンフェデで実現しなかった対決

永遠のライバル(?)ロベカルにネタで先行されてしまった加地さん。負けずに早速カウンター。

記者「もしもし、加地選手?」

加地さん「…」。

(小銭が「チャリンチャリン」という音)

加地さん「えー、ちょっと待って下さい。…」。

記者「今、加地選手と話をしています。何も言わないのは、誰かが来て、サインをねだられているからじゃないかな」。

加地さん「僕、カツアゲに遭いました」。

記者「えっ、何?」

加地さん「中学生にカツアゲされました(照れ笑い)」。

記者「冗談でしょ。何が起きたの?」

加地さん「僕はペットボトルだけ持っていかれました」。

記者「(本当だと分かり)相手はピストルを持っていた?」

加地さん「いや、素手で胸ぐらつかまれて」。

記者「相手は加地選手って分からなかったの?」

加地さん「うん、分からなかったみたい。『僕、ほら、加地、代表の』って言ったんだけど、『知らねえよ』って…」。

記者「ラジオの前のファンに一言もらえる?」

加地さん「強盗じゃなくてごめんな」。

中村俊輔がやって来た

我が家のベランダで育てているメロンの、などと書くと、さも家庭菜園が趣味であるかのようだがそういうわけではなく、ただ、スーパーで買って来て食べたメロンの種を、捨てるかわりにベランダの鉢の中に、加地さんのクロスばりに適当に放り込んでおいたら、いつの間に芽が出ていたので育ててみている、というだけのことなのだが、とにかくそのメロンの鉢を、ここ数日こそ東京は晴れて夏のような天気だが、その前は梅雨らしい雨の日が続いたので、あまり雨にあてるのもよくなかろうとその間室内に入れておき、久しぶりに晴れた朝、またベランダに出すためその鉢を持ち上げ、日光に当たっていなかったが元気だろうかと、葉っぱの様子などを眺めていて気がついた。

中村俊輔選手が来ていた。

いつの間に人知れずこっそりと来て、メロンの葉が茂るその下に、彼は佇んでいた。世界のナカムラが、我が家へやって来たのだ。

その日の夕方、外出から帰って来た家の者に中村選手の来訪を知らせようと鉢を見せると、苦手な太陽の光に一日あたっていたためか、中村選手はすっかり痩せ細って、今にも折れてしまいそうだった。

翌日の朝、そこにはもう彼の姿はなかった。雨の季節の短い間だけ、我が家へやって来て、また去っていった中村選手。さようなら、そしてありがとう。君との日々を、僕は忘れない。(BGM: オレンジレンジ)

ネタ予想

コンフェデでの大活躍、そして幻のゴールというオチ。加地さんは私たちのいいかげんな予想や無責任な期待を、良くも悪くも裏切ってくれる。これからW杯までの間、そしてW杯本番の舞台でも、加地さんはまた新たなネタを提供してくれるに違いないが、今回のようにびっくりしたりドキドキしたりしなくて済むよう、あらかじめそれらを予想をしておこう。

  • 海外移籍
  • CM出演
  • 「ジャンクSPORTS」に出演
  • 歌手デビュー
  • 俳優デビュー
  • カジさまブーム
  • 自伝本「クロス」を出版
  • Jリーグの試合で大黒を削り全治4ヶ月の大怪我を負わせる
  • 05年シーズンJリーグMVPに輝く
  • 05年シーズン終了後、電撃的に引退発表
  • FC東京まさかのJ2落ち。海外からのオファーを蹴ってチームに残留、06年シーズンはJ2で
  • チャリティオークションに出したサイン入りスパイクに値が付かず
  • 抱かれたいスポーツ選手第1位に
  • 公園にいた子どもたちにサッカーを教えていたら警察官から職務質問、サッカー選手との説明を信じてもらえず
  • 茂庭に誘われ新宿のデパートで100万円散財
  • 街で加地さんを見つけた子どもが「加地だ!」と叫んだのを聞いた主婦が勘違い、119番通報
  • 流行語大賞にノミネート
  • 一日署長
  • 2ちゃんねらー疑惑浮上
  • fushianasanトラップにひっかかる
  • 宇宙開発シュートがGoogle Mapsに写り込む
  • 宇宙開発シュートが地球周回軌道に乗る
  • 振り込め詐欺にあう
  • 難病の少女にW杯でのゴールを約束
  • W杯直前にまさかの代表落ち
  • W杯予選リーグ初戦に一発レッド
  • W杯にあわせて髪を染めるも不評
  • W杯の大舞台でついに代表初ゴール、オウンゴールだけど
  • ドーピング検査にひっかかる
  • ミドルシュートを打った瞬間、衛星回線トラブルで放送中断
  • ハンドで幻のゴール
  • オフェンスファールで幻のゴール
  • クロスバーのはね返りがライン上に落ちて幻のゴール
  • 非紳士的行為で幻のゴール
  • 交代枠を使い切った後でキーパーが退場になり加地さんがキーパーに。ファインセーブを連発
  • ハットトリック
  • 加地さんだけ相手選手にユニを交換してもらえず
  • 優勝メダルを紛失

カ○○ログ

さて、何を書こう。

想定外の、と言っては失礼だが、とにかく大活躍で世界中に「KAJI SAN」の名を知らしめたコンフェデが終わり、加地さんに関するネタがない、というか、なんだか燃え尽きたような変な精神状態の私がいるのであって、このブログだかなんだかよく分からないものを更新する気力がちょっと失せてしまったことは否定できず、それと同時に、この3日間で急速に女子バレーの菅山かおる選手に心を奪われてしまったことも事実で、でもそれはもちろん加地さんへの愛情がなくなったとか、菅山選手への心変わりとかいうことではないものの、それで今日からここは「カオルログ」になりました。

嘘です。

嘘だが、女子バレーは好きだ。フジのアイドル起用とあの過剰な演出には辟易ささられるが、この本千夜千冊)を読んでからバレーを観るのが本当におもしろくなった。セッターばかり見ているので思わず竹下佳江選手にも心を奪われそうになるが、そこはタイムアウトで修正だ。

それはともかくとして、コンフェデで燃え尽きてどうするのだ。本番はW杯だ。すぐに東アジア選手権があるし、その前に来週からはJリーグも再開され、FC東京での加地さんの活躍が見られるだろう。そうすれば私の加地さんへの気持ちもまた盛り上がってくるに違いない。

とにかく来週だ。来週になれば。来週からは女子バレー韓国ラウンドが始まる。