「加地亮」。
漢字三文字のその名前を表示するために私たちがしなければならないことは、「kajiakira」とキーをタイプし(ローマ字入力の場合である)、何度か変換キーを押す(私の場合当然一回で変換される)、ただそれだけである。簡単だ。例えばそこでメニューから印刷を選べば、プリンタからはきれいに「加地亮」の文字が出力されるだろう。
もしコンピュータに漢字変換の機能がなく、漢字やその他の文字の一覧表、WindowsのMS-IMEならばIMEパッドから呼び出せる「文字一覧」、そこから必要な文字を一文字一文字拾い集めなければならないとしたらどうだろう。まず間違いなく、私はこんなくだらなく意味もないブログだかなんだか分からないものなど、書く気がしないだろう。
そのように文字を拾い集め印刷物を作る、しかしほとんど消え行く運命の活版印刷という技術に関する展示と、それに関わる物品の即売会があったので、行ってみた。
棚にびっしりとならんだ活字は好きなものを購入できるとのことで、自分の名前や好きな漢字を探すのだが、なにしろ文字は小さく膨大な数なので、なかなか見つからない。目的の文字が見つからずいらいらしていると、ある文字が私の目に飛び込んできたのだった。
「亮」
そうか、そうだな、やっぱり、買わないとな。もう一度棚の最初に戻り、「加」や「地」を探して購入したのだった。
実際に使われていたものだから、活字の隙間にはインクが詰まっている。これらの活字が「加地亮」と並んで印刷に使われたことはなかっただろうし、これからももちろんない。私の家の机の上に並べられたそれらは何の役にも立たないけれど、何の役にも立たないから不要だ、ということではないのである。
※「加地ちん」ではない
ステキですねぇ〜。にこりんもちょっと欲しいかも。。
写真だけ見たらkajidaisanjiさんついに印鑑まで彫った?!とびっくりしましたが、
そんなに小さな字が沢山ある中「加地亮さん」を探したこともすごいですね!
「亮」の字が目に飛び込んできたってのは、運命を感じますねー。いい話です。
おばんです。
kajidaisanjiさん、いい買い物しましたね。
カジに風格がついた感じですよ。
そういや、今月号の「FC東京NEWS」の主役はカジです。
掲載写真にも代表の風格がただよっていました。
京王線、井の頭線の駅に置いてあると思うので、見てやってくださいまし。
>>にこりんぼうさん
どうせだから「大賛辞(もしくは大惨事)」も探そうと思ったのですが、疲れ果ててギブアップ…
>>加地マニアさん
加地さんのことなどすっかり忘れていたのですが、「亮」の活字が私を呼んだようでした。
>>lucas_9さん
情報ありがとうございます。早速探してみますね。