加地さんがいい仕事をしている。いや、埼玉県警本部長の加地正人氏のことだけど。県警のウェブサイトで、子どもを狙った不審者情報を共有するページを公開した。県内の市町村別に、最近発生した事案の場所、時間、不審者の特徴や事案の概要などを見ることができる。
「おいでおいで」と声を掛けられた、写真を撮られた、などというものから、「騒ぐな殺すぞ」と脅された、頭を押さえつけられナイフを見せられた、など物騒なものまで報告は色々だが、このようにまとまった情報には見る者に他人事ではないと思わせる力があり、子どもを狙った変質的な犯罪が多い今日、子どもを持つ親にあらためて注意を促すという意味でも、大変意義のある仕事である。
しかし中にはそれほんとに不審者情報か、という情報もないこともなく、例えば11月下旬に所沢市で中年の男が小学生の女の子に対して取った行動はどうなんだろう。
>「じゃあね」と声を掛けられた
あいさつだ。しかもお別れの。もしかしてその中年の男は、すこやかな青少年を地域ぐるみで育てようという「あいさつ・声かけ運動」を実践していたのではなかったか。しかし仮にそうだったとしても、それを不審者情報として通報しなければならないほど、簡単には他人を信用できない世の中になったとすれば、とても悲しいことである。
また、川越市では若い男によるこんな行動が報告されている。
>「よーよー」と声を掛けられた
ラッパーの路上ライブだった可能性はないか。「よーよー、ワッサワッサ、レペゼン埼玉」とか、そんなリリックをドロップしていたのではないのか。ラッパーが路上ライブをするのかはわからないけれど。でも仮にそれがラップだったとしても、その続きが「レペゼン埼玉、見てみろ俺のキ×タマ」だとしたら、確かにラップらしく韻は踏んでいるものの、やはり彼を不審者と見なさないわけにはいかず、その手に握っているのはマイクではないかもしれない。
志木市での報告。
>「魔法を見せてあげる」と声を掛けられ、体を触られた
急に子ども好きの加地さんが心配になってきた。公園でボールを蹴る子どもを見つけ、声をかけずにいられない加地さん。「魔法みたいなクロス見をせてあげる。ふんわり浮かんでなかなか落ちて来ないんだよ」。刑務所にいてW杯に出れなかったなんて洒落にならないぞ。
恐ろしいことです。
加地さんの「子供大好き」というプロフィールが
「ロリコン」になってしまうかもしれないわけですね。
そんなことになったら
保育士への道が断たれてしまう!!
寒空の下、頬を真っ赤に染めた加地さんが子供達を集め、大空めがけてふんわりクロス。
子供達の輝く瞳を見て満足げな加地さん・・・
ちょっとだけ不審者かな?
今日の、ものすごく面白いですね。
マックスファクターの口紅の新CMコピーは
ふんわりべっぴん
…でした。加地さん効果はついにコスメ業界にまでも波及しました。
そんなさなか、加地さんが刑務所行きなんて…
あってはならないことですね!
>>プヨンプさん
「子供大好き」のままでも、言う人が言うとそっちの意味になってしまいますからね…
>>ちりぞうさん
逆に保育士になってしまえば近所の子どもと遊び放題ですね、「怪しいものではありません、保育士です」って言い訳(?)できますから。
>>リンダリンダさん
美しい光景ですね。でも満足げな表情が度を過ぎると、通報されてしまうかもしれません。事案の概要「恍惚の表情」。