海辺に置いたデッキチェアに寝そべって、寄せては返す波の音に誘われた眠気で閉じかけたまぶたの向こうで、きらきら光る波打ち際を、純白のふんどし一丁を身に着けて、ビーチボールを何度も何度もふんわりと蹴り上げる加地さんを、いたずら好きの高波がふいに襲い、ほどけたふんどしの間から、加地さんのバナナボートがオフサイド、ようし、バナナボートに乗ってドイツへ一直線だ、大海原を横切って、着いたー、ドイツだー、飲むぜビール食べるぜソーセージ、いててて、それソーセージちゃうわー、あれーこれ加地さんのバナナボートかーごめんごめん、うまいぜフォーうまいぜ生春巻き、ってなんかここドイツじゃないっぽいし、あれ、加地さんがいつのまにTVの中にいるよ、じゃあここはどこだ、ああ、自分ちか。
そうだ、私は自宅でTVを観ていたのだった。今日はガンバ大阪対アルビレックス新潟。新潟の選手、みんななんだかベトナム人っぽいなあ、え?ああ、ベトナムのチームなんだ。Vリーグチャンピオン?へー、バレーボールもうまいのか、この人たち。
とかいつまでも寝ぼけている私をしり目に、加地さんは何本も何本もクロスを放り込む。アジアのチームとの試合ではクロスがふんわり気味の加地さん。それらが嘘のようにぴたりぴたりとFWの選手に合うのだった。ベトナムの選手たちも加地さんのふんわりクロスを生で観たいから、加地さんがボールを持ってもチェックに行かず、クロスが上がるのを楽しみに待つ。やさしい加地さんは後半、味方FWではなくベトナムDFにピンポイントふんわりクロスを上げてあげ、喜んだベトナムの選手たちはお礼にガンバに11点目を献上。
そんな加地さんの活躍で、試合は15-0で快勝だ。観ていて最後のほうはベトナムの選手がなんだかちょっとかわいそうになってきたが、やっぱり加地さんもそうだったのだろう、自らはノーゴール。思いやりを忘れない加地さんであった。
そんな加地さん、ガンバが出さないという話だったエクアドル戦のメンバーに、結局入ったようだ。はるばるエクアドルから来る選手たちにも、ふんわりクロスをたくさん見せてあげてほしい。
ずぶぬれでがんばった加地さんがみたかった…
右膝、大丈夫かな。
幹部にマッサージしてもらえないのかな。
映像を見てないので想像ですが、きっと加地さんのふんわりクロスをベトナムの選手は口を明け、うっとりした目で見てたんだろうなぁ。
加地さんのクロスは触りたくなる魔法のクロス。
先制点のPKを得る見事な技でした。
http://www.konami.jp/gs/game/we10/info/index.html
「ニッポンチャレンジ」での画面だと思われますが加地さんの写真が駒野に見えて仕方がありません ウチのモニターの調子が悪いんでしょうか?
>>drunkdrummerさん
幹部にマッサージさせる大物の加地さん。本当はそれくらいさせてもおかしくないほどの選手なのに、謙虚な加地さんは今日も幹部をマッサージ。
>>リンダリンダさん
いい記念になったと思います。次にベトナムで対戦する時は、スタンド中のベトナム人がうっとりすることでしょう。