仮想オーストラリア

背番号21をつけて、あっさりと代表初ゴールを決めちゃった安田。加地さんは何試合もかかったのになあ。

一方で、ガンバの試合同様、惜しいところまではいくんだけれどなかなかゴールが決まらず、解説にも「惜しいじゃだめなんだよ!」とダメ出しされてしまう橋本。もうこうなったら橋本には毎回毎回惜しいところまでいっては外しまくって、我々をじらしまくってもらいたい。ってもちろんそのためにはこれからも代表に召集され試合に出続ける必要があるわけで、だから海外組とのポジション争いを勝ち抜き試合に出、惜しいところまでいって外しまくるんだハッシー、いつしかこんなニックネームで呼ばれる日まで。

「オッシー」。

って嫌だよ、そんなニックネーム。

ところで今回の相手フィンランドは、来週の対戦のシミュレーションという意味で「仮想オーストラリア」と呼ばれており、今回に限らず大切な試合の前の試合ではたびたび「仮想○○」と対戦したりするが、この「仮想○○」って呼び方が、ずっと気になっているのである。

たとえば逆の立場で、対戦相手から日本代表を同じアジアだからって「仮想韓国」とか「仮想北朝鮮」「仮想中国」なんて呼ばれたら、いやちょっとそれはちがうんじゃないかなあ、と言いたくならないか。今回のフィンランドなんて、ただ背がでかいってだけで遥か遠くのオーストラリアに見立てられて、「え、俺ら、オーストラリアなの?っつーかオーストラリアってどこよ?食ったことないし、オージービーフ」と戸惑っているのではないか。

それとはまた別の問題として、こうして文字で「仮想オーストラリア」と書いてあるぶんにはいいけれど、TVでアナウンサーなどがそう言っているのを聞くと、どうしてもこんなビジュアルが思い浮かんでしまうのは私だけだろうか。

仮面とかお面をつけたオーストラリア人。

「仮装オーストラリア」。2メートル級の大男たちが、思い思いの扮装でピッチに現れるのだ。一年中ハロウィン気分。トリックorトリート。とっくりorタートルネック。徳利orお銚子。って、わけがわからない。

そんなふざけた連中に、負けるわけにはいかないぞ。よし、こうなったら来週の試合は、これで対抗だ。

「女装日本」。

かわいいんだろうな、ウッチーの女装。
ウッチーめ…。

イエメン戦

私は聞き逃さなかった。実況のアナウンサーが内田の攻撃力を評し、「今までの日本代表には守備ができてスタミナのあるサイドバックはいましたが、攻撃のできるサイドバックはいませんでした」ってそれ、加地さんのことか。

そりゃあ確かに加地さんのあげるふんわりクロスは攻撃っていうより鑑賞用だったかもしれないけれど、ちょっとその言い方は失礼じゃないか。ちくしょう、加地さんはなあ、加地さんはなあ、

言うほど守備もできないよ。

ってそんなことはない。守備も攻撃も、おまけにお笑いもできてスタミナのあるサイドバックなのだ。だからアナウンサーもこう言えばよかったのではないか。

「今までの日本代表には守備も攻撃もお笑いもできてスタミナのあるサイドバックはいましたが、かわいいサイドバックはいませんでした(はぁと)」

ウッチーめ…

前半終了時にウッチーがアップになり、そこで画面下部に大きく「イケメン」の文字が表示されているのでこれはいったいどういうことだと思っていたら、次の瞬間カメラが切り替わって岡崎がアップになり、そこで初めてその文字が前半のスコア表示の「イエメン」だったことに気がついたのは私だけではあるまい。

ウッチーめ……

問題:FW9・バスヒ選手はどんな乗り物で日本へ来た?
答え:深夜バス

問題:え、うそ、FW10・アルノノ選手、イエメン発日本行きの深夜バスなんてあるの?
答え:ううん、ないのの。

問題:FW31・ハナシュ選手ともっとお話ししゅる?
答え:ううん、話しゃにゃい。

ロアッソ熊本GK太洋一(ふとり よういち)選手が今季よりガンバに完全移籍加入決定

ちょっと黙って見過ごすわけにはいかない名前の選手がガンバに加入することになった。もし彼がACLでの中東勢との試合に出場する機会があったとして、相手チームにそんな名前のFWがいれば、こんな対戦が観られるかもしれない。

ふとり対ヤセル。

ヤセルのバナナシュートがポストに当たったリバウンドで激太り。って意味がわからない。

問題:太洋一が甘いものを食べ過ぎるとどうなる?
答え:ニキビが出る

せっかくなので、他の新加入選手も確認しておこう。

問題:下着ドロが奪うのは下着。ではレアンドロが奪うのは?
答え:ゴール、もしくはサポーターのハート。とかうまいこと言ってみたりして。

問題:高木和道は日本人、レアンドロはブラジル人、パクドンヒョクは韓国人、チョジェジンはチョジェジン。
答え:ああ、そうですか。

意味が分からない。

ヴォイス

今日は加地さんの29回目の誕生日である。おめでとう、加地さん。そして昨日、それに合わせたかのように、以前記事にした加地さん主演の、っていうか正確には瑛太が加地さんという役名で主演のドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」の放送が始まったのだった。

ドラマそのものは、法医学ゼミを舞台にした謎解きと学生たちの葛藤や成長や恋愛を描く、とかそういう内容で、主演の“加地さん”がサッカーをやるシーンはなさそうだけれど、しかし昨日の初回放送内で、ストーリーとはほとんど関係ない場面で「戸田がゴール!」「戸田ってなつかしいな」「今どこにいるの?」といったセリフのやり取りがあったのを私は見逃さなかった。微妙にサッカーネタを織り交ぜる、これはやはり何かの伏線なのだろうか。

さらに加地さんのゼミ仲間のひとりの顔が微妙に羽生に似ているのも気になる。

桐畑哲平役の遠藤雄弥。物語終盤、桐畑が変死体で発見され、死因を突き止めるべく加地さんらゼミ生たちが桐畑を解剖、彼が人間ではないという事実を知り驚愕する…というXファイルな展開が、もしかしたらあるのかもしれない。

ところでどうせなら羽生似の彼にその名前をつければよかったのに、と思う役名が、別のゼミ仲間につけられていることをどう考えればいいのだろう。

羽井彰(はねいあきら)。羽生と加地さんを足したようなネーミング。これはただの偶然なのだろうか?

カジオログ的に気になるこのドラマがどんな展開をみせていくのか、目が離せない。(とはいうものの、純粋にドラマとしては、あんまり面白くなさそうな予感がするのも、また事実…)

ヴォイス〜命なき者の声〜 – フジテレビ

ウッチーめ

いつからか、TVに内田が映るとつい条件反射的に舌打ちしつつ「ウッチーめ…」とひとりごとを言ってしまう私なのだったが、やべっちで内田が映ったときにやはりそう言うと、隣で見るともなく見ていた家の者が続けるようにこう言ったのだった。

「かわいこちゃんめ…」

私は見逃さなかった。その目が若干輝いていたのを。

ウッチーめ…

山本と永里と加地さん

山本絵美、全日本女子サッカー選手権大会準決勝、1ゴール。

チームは残念ながら敗退、この試合をもって消滅。試合後のセレモニーで号泣する山本を見てもらい泣きしてしまったのはここだけの秘密である。
セレモニーと試合後の写真をちょっとだけ

永里優季、全日本女子サッカー選手権大会準決勝、1ゴール。

夕方から用事があった私は前半だけ観て帰らざるをえず、後半開始早々の永里のゴールを見逃したのはここだけの秘密である。

加地さん、天皇杯準決勝、ノーゴール。

って、いや、別にいいんだけど、3人ともゴールしたら私的には祭りだったのだが。試合はスコアレスで延長に進み、もしかしたら加地さんのPK戦が観られるかもと期待が高まり、だから山崎の決勝ゴールが決まった瞬間、ちょっとだけ残念と思ってしまったのはここだけの秘密である。

内股がかわいい加地さん。

カメラマンの荷物を華麗に飛び越える加地さん。

中澤って、言うほどボンバーヘッドじゃないんじゃないか、と思っていたけど、やっぱりボンバーヘッドだった。特に、影が。

xeroxの「x」。

しきりにちんちんを気にして途中交代した新婚の橋本のちんちんの具合を心配しつつ、2008年のカジオログも締めくくりの予感である。天皇杯決勝で幕を開ける2009年は、その決勝で勝つか負けるかで大きく違う年になる。ぜひ優勝し、来年も日本のみならずアジアの舞台で見せつけてくれ加地さん、

ナルシスティックなポーズを。

天皇杯グランパス戦

ガンガン責めあがるわ、ボレーシュートでゴールを狙うわ、コーナーキックは蹴っちゃうわ、いったいどうしちゃったんだ橋本?と思っていたら、この日入籍したのだという。公私共に絶好調の橋本が、ガンバを準決勝進出に導いたのだった。

加地さんのクリスマスゴールにもちょっと期待していたのだが、こんなときは脇役に徹するのが加地さんである。いや、まあ、いつもだけど。でも加地さんだって我々にしっかりとクリスマスプレゼントを届けてくれた。後半11分のビューティフルふんわりクロス。今シーズンで最も美しい放物線を描いてクリスマスの夜空に舞い上がり、逆サイドに音もなく着地、そのままタッチラインを割っていく完璧なふんわりクロスに、ルーカスもマギヌンもただただ見とれるだけだった。

フィギュアスケート中継の“ストロボビジョン”技術でふんわりクロスを鑑賞。美しい。

ところでこの試合が始まる前に実況のアナウンサーが言ったのを聞いて初めて知ったのだが、この試合の勝者が戦う準決勝の会場は、国立なのだった。29日15時キックオフ。そうなのか。じゃあ観に行けるじゃないか。

ちなみにその前日には女子の天皇杯とでも言うべき、第30回全日本女子サッカー選手権大会の準決勝が西が丘で行われ、1試合が永里優季所属のベレーザ対マリーゼ、さらにもう1試合は山本絵美所属のペルーレ対レオネッサであり、つまり前回はHCLによる激しい戦いに惜しくも破れ観にいけなかった永里と山本の試合(とはいえ今回はまだ二人は対戦しないけれど)を今度こそ観ることもできるのだった。男子と女子の準決勝が同じ日じゃなくてよかった。

例年通り私は元日を故郷で迎えるため、今シーズン最後の加地さん観戦のチャンスだが、しかしまだ油断は禁物だ。女子の2試合を寒風吹きすさぶ中観戦した私が、翌日風邪をひいてぶっ倒れないという保証は、どこにもないのである。

小さな幸せ (1)

最悪だ。よりにもよってイブの夜に、車にひかれた。

とは言っても、駐車場から車道へ出ようとしている、ほとんど止まっている車にぶつかっていったのは、ぼんやり考え事をしながら歩いていた僕の方で、転んだのも驚いてしりもちをついただけだ。最悪なのは、車を運転していたのが、ちょっと変わった人だったことだ。

サンタクロースだった。

いや、当然だけれど、“自称”である。自称サンタクロースの中年男。平たく言えば、頭のおかしいオッサン。めんどくさい人につかまってしまった。

「ほんと、ごめんなあ。でも怪我なくてよかったわ。あやうくイブの夜にサンタにひかれてメリー苦シミマス!なんてな。ぶははは」

「…。いや、あの、僕がぼんやりしてたんで、すみません」

「あー、これから彼女と食事なんだ?彼女のことで頭がいっぱいでぼーっとしてたんだろ?」

「そんなんじゃないですよ、いないし、彼女とか…」

彼女のことで頭がいっぱいだったのは本当だった。でもこの場合の“彼女”は恋人という意味の“彼女”じゃない。あの人、という意味の“彼女”だ。彼女は今ごろきっと、僕の知らない誰かと食事でもしているのだろう。

「え?いないんだ。うわー、彼女はいないわ車にひかれるわで最悪だね、ぶはは。あ、失礼、失礼。よし、じゃあお詫びもかねて、寂しい青年になんかプレゼントするよ。それがサンタの仕事だしな。さて、何がいいかな?」

「え、嘘、じゃあデジカメ」

いや、別にオッサンがサンタだと信じたわけじゃない。つい反射的に答えてしまっただけだ。っていうかサンタを自称するなら、せめてそれらしい格好をしたらどうなんだ。イモジャージに薄汚れたMA-1、北の国からの田中邦衛みたいなニット帽って、どんなサンタだよ。

「デジカメ?…あのねえ、デジカメだ時計だバッグだiPodだなんだって、そういうのはそれこそ恋人にでも買ってもらえっての。まいったねえ、サンタが袋を背負ってプレゼント配って回るなんて勝手なイメージが広まっちゃて。サンタがプレゼントするのはそういう物とか商品じゃないの」

「じゃあ何?お金?」

「サンタが国民全員に1万2千円ずつ給付しましょう、ってなんでやねん。財源はどうすんだよ。埋蔵金なんてないぞ。…あのさ、ちょっと考えりゃわかる思うんだけど、サンタがみんなに現金とかデジカメ配るなんて、無理に決まってるだろ。サンタって基本的に無収入なんだぜ?俺が欲しいくらいだよ、デジカメなんて」

「でもさっきプレゼントが仕事だって…。じゃあサンタのプレゼントって、何なんですか?」

「“小さな幸せ”だよ」

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