HCL・最終日

ついに判定の日がやってきた。写真を載せ、勝者を発表し、23日にどちらの試合を観戦に行くか決定する。そのつもりだった、当初は。しかし今日という日を前にして、私の中には数日前から「それでいいのか?」という疑問が芽生え始めていたのだった。それはつまり、こういう疑問である。

オチをつけなくていいのか?

私の悪い癖だ。いつだって、つい、ふざけたくなってしまう。普通に比較して終了、ではつまらないのではないか。例えば、通りすがりの牛に加地さんだけ頭髪をすっかり食べられおまけに帰り際においていった巨大なうんこの下敷きになってしまった、とか、永里の頭からなぜかリュウゼツランが生えてきてしかも数十年に一度と言われる開花のため5メートルくらいの高さに成長した、とか、全く同じ長さになったので厳密に計測しようと一番長い毛を引っ張ったら加地さんだけ抜けちゃった、とか、加地さんに頭髪じゃなくなぜかちんちんが生えてきた、とか、そんなふうにふざけた嘘で3週間以上に渡る激闘をあっさり終わらせたら面白いのではないか、という誘惑が私を支配するのだったが、しかしあらためて1日目から見返してみると、加地さんも永里も寒い中本当によくここまで成長したな、という気持ちになり、二人のその頑張りと正々堂々とした戦いぶりに敬意を表し、だからやはりネタもオチもなく、公平に測定して結果を発表することにする。

って前置きが長いよ。HCL決勝戦、勝ったのは、こちらである。

加地さんの圧勝と言っていいだろう。“ひょろり”1本だけでなく、何本もの毛が永里の一番長い毛を上回っている。コメント欄には圧倒的に加地さんを応援する書き込みが多かったが、皆さんのその気持ちが加地さんの驚異的な成長を後押ししたのかもしれない。

紙ふぶきの中トロフィーをかかげる加地さん。おめでとう、初代HCLチャンピオンは君のものだ。

というわけで、23日は等々力へフロンターレ対ガンバの試合を観に行くことに決まった。永里(と、山本絵美)はまたの機会だ。とはいえ、私が道に迷ったあげく間違えて駒沢オリンピック公園陸上競技場に着いてしまわないという保証はどこにもなく、本当にちゃんと観に行っているのかは、当日BBSを見るまでわからないのだった。(スレは当日立てます)

PC: http://jbbs.livedoor.jp/sports/32452/
携帯: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/sports/32452/

HCL・19日目

私は植物など全く育てたことがない、というわけではないけれど、自信があるわけでもないので、HCL開催にあたっては芽が出なかったり枯らしてしまうなどの失敗をしないよう、ヘアーラボに付属の説明書き(といってもごく簡単なものだけれど)になるべく忠実に世話をしているのである。例えば「明るくあたたかい場所で育てて下さい」との指示には、日当たりのいい場所にこまめに移動させるべくつきっきりで対応し、ってどんだけ暇なんだよ。しかしその甲斐あってか二人とも順調に育っており、戦いは白熱しているのだった。

また、説明書きには「1週間に2〜3回は霧吹きなどで人形の頭の部分を湿らせて下さい(発芽後も)」ともあるのでそれもそのとおりにしたいのだが、残念ながら我が家には霧吹きがない。それで思い出したのは子どものころのことなのだった。

当時の私の家にもやはり霧吹きがなかった。普段使う用事がないからなかったのだろうけれど、それが急に必要になったのは私がカブトムシを飼い始めたからで、「カブトムシの飼い方」といった本には必ず「カブトムシは乾燥に弱いのでときどき霧吹きでケース内を湿らせよう」などと書いてあり、だから子どもの私もやはりそれを忠実に実行すべく、母親に霧吹きはないのかと聞くと彼女はないと答え、何に使うのかと言うのでカブトムシについて説明すると、母はひとこと「大丈夫よ」とだけ答えてコップに一杯水をくみ飼育ケースに歩み寄ってその蓋を開けるので、だめだよそれじゃあ水浸しになってカブトムシが溺れちゃうよ、と止める間もなく母はその水を口に含んで次の瞬間、

ブーーーーッ!

母の口からケースの中いっぱいに噴霧される水。驚いた私は、いやだやめてよカブトムシに唾がついちゃうよと抗議したが、母は既に2杯目を口に含んでおり、その口で「あいおうお(大丈夫よ)」とまた答え、ブーーッ!

うわーん、カブトムシが、カブトムシが!

母さん。大人になった僕は霧吹きの2つや3つくらい買えるのだけれど、でも母さん。僕にはあなたにもらったこの体と、知恵があるのですよね。

ブーーーーッ!

※加地さんたちの頭髪に光るものは朝露です、念のため

天皇杯ヴァンフォーレ戦

もしかしたらそうなるのではないかと予想はしていたけれど、やはり試合は接戦となり、それでも最後はこの試合にかける気持ちと勝負どころでの集中力で勝利をもぎ取り、みごと有終の美。おめでとう、そしてありがとう、オグシオ、君たちは美しい。

って、今朝起きて、今日はバドミントン選手権決勝の生中継があるはずだけど何時からだったっけ、とTV欄をチェックしてそのとき初めて、同じ時間に天皇杯のガンバ対ヴァンフォーレ戦の中継もあることを知り、先日書いたとおりどちらの放送を観るか迷う状況になってしまったわけだが、っていうのはまあ嘘で、先日書いたとおり迷わずオグシオを観ちゃってごめんよ、加地さん。

ごめんよ、加地さん。

HCL・16日目

いよいよ来週の今日が判定の日、ということで、当日までのお楽しみのため、そろそろどちらがリードしているかの途中経過をお伝えするのはやめにすることにして、今日はイメージショット。

ところでそもそもこのHCLの対決は、加地さんの試合と永里の試合が同日同時刻で重なってしまい、どちらへ行くか自分では決められず、それを決めるために始められたわけだが、もし万が一、昨日から始まったこの大会が加地さんたちの試合と同日同時刻に行われていたならば、HCLは開催されていなかったに違いない。迷う必要などないからである。

全日本総合バドミントン選手権大会。っていうか、オグシオ。この大会でペア解消だと聞けば、加地さんや永里を差し置いても観に行かないわけにはいくまい。幸いこちらは昨日からだったので、加地さんたちは見捨てられずにすんだのだった。

頑張れオグシオ、優勝で有終の美を。

HCL・15日目

HCLの熱狂の影に隠れ忘れ去られたかのような、ってそんなのは私だけに決まっているが、ACL決勝第2戦が人知れずひっそりと行われ、ってだからひっそりやってるのはHCLの方で、いや、でも確かにHCLはアジアどころか東京の片隅の我が家の猫の眉間ほどのベランダで地味に開催されているだけだけれど、ちゃんとパブリックビューイングだってあるしね。カジオログのことだけど。

とにかく、ガンバはACL決勝第2戦にも勝利し、アジアチャンピオンの座を手にしたのだった。おめでとう、加地さん。ただ、別にケチをつけようとかそういうつもりではないのだけれど、相手チームのアデレードって、決勝の相手としてはちょっとどうだったんだろうか。いや、別に弱かったとか言いたいわけではなくて、そもそも彼らはアジアチャンピオンを本気で狙っていたのだろうか。彼らがその手にしようと狙っていたのは、もっと別のものだったのではないか。

加地さんのちんちん。
みごとその手でつかんだね、おめでとう。

いよいよ大詰めを迎えつつあるHCL。ACLとの2冠を目指し勝利への執念を燃やす加地さんは、ここへ来てなりふり構わぬ作戦に打って出たのだった。

一本ひょろり作戦。当初の永里の作戦のパクリだ。しかも、すさまじい伸びである。日に日に差を広げていく。果たしてこのまま逃げ切れるのか?私がうっかり“ひょろり毛”をつかんで引っこ抜いてしまい永里に逆転を許すのか?目が離せない戦いが続く。

HCL・10日目

香里奈、寝起きはガチャピン似

『香里奈は「寝起きがよくガチャピンに似てるって言われるんですよ」と茶目っ気たっぷりに語った』って、へー、香里奈の寝起きはこんなふうなのか。

数日経っただけで、この成長。永里のリードは変わらないが、加地さんも差を詰めつつあり、接戦となりそうな予感である。

顔面を根っこに侵食され、ムック似になりつつある加地さん。

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