2007年終了
右サイドをドリブルで駆け上がろうとする四つ足の動物としての加地さん。前足でのドリブルはハンドか否か?
加地さんや元祖四つ足の動物の健闘もむなしく、残念ながらガンバの2007年シーズンが終了した。私も今日このあと東京を経ち田舎へ帰るので、2007年のカジオログも今回が最後である。
と決めて、さて何を書いて最後を締めくくろうか、昨日の試合終了後から考えはじめたものの、これといって1年の最後にふさわしいネタもなく、まあ普通に考えれば加地さんのこの1年を振り返るような内容でまとめるのが無難なのだろうが、せっかくサンフレッチェが決勝まで勝ち残ったことだし、久しぶりに駒野さんについて書こうかとも思ったけれど、それではいつかの年末と同じだし、とか考えているうちに眠ってしまい、夢を見た。
飛行機に爆弾を仕掛けて逮捕される堀北真希。
カジオログと全く関係ない。っていうかそれ以前に、そんなはずないじゃないか、俺のまきまきがテロリストだなんて、我ながらなんてバカな夢を見てしまったんだ。だいいちせっかくまきまきが夢に出てきてくれたのに、どうせならもっと楽しい夢がよかったなあ、あんなことやこんなこと、ってちょっと待て。
私は別に堀北真希は好きじゃなかった。
誰だよ、まきまきって。私は断然、多部未華子派だ。初夢は多部ちゃんがいいな。
って、どんどん加地さんと関係なくなっている。まあとにかく、今年1年も私たちを楽しませてくれてありがとう。来年は岡田新監督のもと、南アW杯予選が始まり、ガンバではまたACLへの挑戦。もちろんJリーグもあるし、加地さんにとって忙しい1年になるだろう。来年はどんな大惨事という名の爆弾で、私たちを驚かせてくれるのか。あんなことやこんなこと、今から楽しみである。
クリスマス・パン (1)
「はぁ、はぁ、あかん、ここもケーキや…」
クリスマスケーキを買い求める客がレジに列をなしているパン屋を前に、加地さんは立ち尽くしていた。空いたパン屋を探して走り回る加地さんだったが、なにしろ今日はクリスマス、駅前の何軒かのパン屋はどこも同じような状況で、練習を終えお腹を空かせているチームメイトに一刻も早くパンを届けるにはレジに並んでいる暇などないし、それに今や日本代表として顔も名前も知れ渡っている加地さんが混雑しているパン屋に現れなどすれば、店内はパニックになるに違いなく、いまだパンを買えずにいるのだった。
困ったな、知ってるパン屋はこれで全部や。あとこの町でパン屋がありそうな所といえば、あの商店街か…。駅から少し離れた場所にある、古くからの商店街。その中にパン屋の一軒くらいあるかもしれない。加地さんは最後の望みを託して走り出した。
駅前ほどの人出はないけれど、商店街にも買い物客の姿は多く、スピーカーからはクリスマスソングが流れ、酒屋の店頭ではサンタに扮した店員がシャンメリーを宣伝し、おもちゃ屋には子どもへのプレゼントを選ぶ親たちの笑顔。通りはクリスマス独特の、浮き立つような雰囲気で満たされていた。
人にぶつからないよう少しスピードを落とし、通りの左右を確認しながらしばらく走ると、あった。何十年も昔からそこにあることがひと目で分かる、古びた店構え。ガラスの扉に消えかけた文字で、薄く“三田パン店”の文字。間違いない、パン屋だ。ガラス越しに見える店内は空いている。味がどうかはわからないけれど、もうこれ以上探し回る時間はない。加地さんは扉を押して店内に入った。
店は空いていた。っていうか、客は加地さんひとりだった。奥のカウンターにはコック帽をかぶった店主と思しき老人がヒマそうに座っており、天井の蛍光灯が一本、切れかけて点滅している。
「いらっしゃい」。ちらりと加地さんに目をやり無愛想に言う老人をよく見れば、頭にコック帽こそかぶっているものの、服装はなぜかジャージである。しかも中学生が体育の時間に着るような、色あせたイモジャージだ。やばい店に入ってしまったのか…?加地さんは素早く棚のパンに目を走らせた。“パンを買いに行く暦”がサッカー暦と同じ加地さんは、匂いと見た目だけでパンの味がだいたい想像できるようになっている。
(…大丈夫そうや。いや、それどころかものすごい穴場かもしれへんぞ…)
加地さんは早速メモを見ながらパンをトレーに載せ始めた。監督のチョココロネ、ヤットのメロンパン、バンは焼きそばパン、ミチはクリームパンと食パン(6枚切)…ってあいつ僕に家のおつかいまでさすんか!まあええわ。シジはポンデケージョ…って何度言ったら分かんねん、日本のパン屋にブラジルのパンなんか売って…って、あれ、売ってる。すごいなこの店。
注文されたパンを全てそろえ、カウンターの老人へ差し出す。老人は無言のままそれらを一つ一つていねいに袋に入れながら、ゆっくりとレジを打っていく。BGMもない静かな店内に、袋の音と年代もののレジの音が交互に響く。カサカサ、ガチャガチャ。
ふと老人の足元を見ると、履いているのはなぜか黒い革靴だ。コック帽に、ジャージに、革靴。どんな組み合わせやねん。ああそうか、食を扱うための衛生と、作業のための動きやすさと、お客様をお迎えするための正装が融合した、合理的なパン屋ファッションね、ってホンマかいな。
「あのー、ケーキは売ってへんのですか?」
沈黙に耐えかねて加地さんが聞くと、老人は顔を上げず有無を言わさぬ口調で答えた。
「パン屋はパンを売ってればええんや」
「あ、そうですね…」
再び沈黙。それにしても今どきクリスマスにケーキを売らないパン屋も珍しい。このじいさん、クリスマスが嫌いなんかな。そういえば店内にはクリスマスらしい飾りつけのひとつもない。そう思いあらためて店内を見回すと、しかしひとつだけ、なぜかカウンターの内側にひっそりと、小さなクリスマスツリーが置いてあるのだった。電飾などなく、申し訳程度に星型や球形の飾りを下げ、雪に見立てた脱脂綿を散らした、背の低いそれが、まるで隠すようにそこにある。
「あ、そのツリーって…」
「ツリーちゃう。盆栽。3240円」
「え?ああ、はい」
いつの間にかパンは二つのレジ袋に全て収まっていた。加地さんはお金を払っておつりを受け取ると、袋を両手に提げて店を出た。っていうか盆栽って、どんなボケやねん。
「まいど」
クリスマス・パン (2)
遅なってもうたな、急ごう。右サイドの高い位置でボールを受け、ドリブル突破を試みるも大失敗、相手にボールを渡しちゃってカウンター、慌てて猛ダッシュで守備に戻る、そんなとき以上のスピードでクラブハウスを目指す加地さんだったが、しばらく走ったところで、反対側の歩道の景色に目を留めて速度を落とした。
5歳くらいだろうか。薄いピンクのダウンジャケットを着た小さな女の子が、お母さんに叱られて泣いている。「だからお家帰るまでがまんしい言うたやろ」。女の子の足元のアスファルトには、ひと口かじっただけのメロンパン。どうやら歩きながら食べようとして落としてしまったようだ。
かわいそうやな…。どうしよう、このメロンパン、あげようか。でもみんなが待ってるしな…。加地さんは少し迷ったけれど、結局道路を横断し、女の子の前にしゃがみ込んで声をかけた。
「どないしたん?メロンパン、落としてもうたんか?」
泣いたままうなずく女の子。
「しゃあないな。ほら、お兄ちゃんからプレゼントや」
レジ袋からさっき買ったメロンパンを取り出して差し出すと、女の子は一瞬驚いた顔を見せたが、すぐに笑顔になりそれを受け取った。
「あ、いえ、そんな…」
「まあまあ、お母さんも今日はそんな怒らんで。クリスマスやないですか。お母さんにも、はい、ジャムパン」
「ご親切にどうもすみません…あれ?あなたもしかして…」
やばい、僕やってバレてもうたか。プライベートではサインや写真は断るんやけど、まあ今日は特別や。クリスマスやしな。
「…あなたもしかして、パン屋のアルバイトの方?」
バレてへんかった。
「え、ああ、まあ、似たようなもんです…」
じゃあ、配達の途中なんで。そう言って立ち上がり、加地さんはクラブハウスを目指してまた走り出した。
「パン屋のお兄ちゃんありがとう!」
振り返ると、メロンパンをしっかりと持ち、すっかり笑顔になった女の子が手を振っている。
「メリークリスマス!」
手を振り返し、加地さんは全力で駆け出した。
「お待たせー」
「おかえりー」「遅セーヨ」「腹へったー」クラブハウスのドアを開けると同時にチームメイトが一斉に加地さんに群がり、自分が頼んだパンをレジ袋から持っていく。あ、そや、ヤットにメロンパンのこと謝ってもう一回買いに行かんと…「ヤットごめん、実はな」言いながら振り返った加地さんが見たのは、遠藤の思いがけない姿だった。
メロンパンをほおばっている。
「このメロンパンうまいな。どこの?」
「え、あの、えっと、穴場のパン屋見つけてな…」
そんなばかな。確かにさっき、ひとつだけ買ったメロンパンをあの女の子にあげたはずなのに。違うパンをあげたのか?でもそれなら誰か他のチームメイトのパンが足りなくなっているはずで、でも見渡す限り全員がおいしそうにパンを食べている。「今日のは焼きそば大盛りやな」モグモグ、「懐カシイナー、ポンデケージョ」ムシャムシャ。
おかしいな…加地さんはレシートを確認しようと、ポケットに押し込んだそれを取り出して広げてみた。なんや、そうか、そうやったんか…。加地さんはこみ上げてくる笑みを抑えることができなかった。レシートを見てニヤニヤしている加地さんを不審に思った遠藤に「どうした?」と聞かれたけれど、加地さんはなんとなくそれを自分の胸だけにしまっておきたくてごまかした。
「いや、なんでもない。今日はクリスマスやなー思って」
レシートの合計金額の下の余白に、小さくボールペンで書いてある。
“メロンパン一個オマケ。
メリークリスマス。三田”
じいさん、粋なことしてくれるやないか。おかげで助かったわ。どれ、じいさんのジャムパン、いただいてみるかな。
…あ、僕のジャムパン!
サンタさーん!
天皇杯エスパルス戦
背後から加地さんに「1回登場したくらいでカジオログファミリー入りした思たら大間違いやで」とささやきかけられ、「え、そうなんだ…」と驚く岡崎。
「!…1回じゃだめなのか」と驚く矢島、1回目の登場。
「!…じゃあ俺もカジオログファミリーちゃうかもしれんのか。何回登場すればええんや…」と驚く播戸。
「5回ハ登場シナイトネ」
シンクロ。
登場回数を増やしたいのはわかるが、絵的に、安田、邪魔。減点1回。
胴が微妙に“ほそながい”プーマ。
ということで今回のハットトリック(1記事で3回の登場)達成で、岡崎の登場回数は前回とあわせ4回となった。あと1回でファミリー入りだ。頑張れ、岡崎。
ブックボンバー
ロードのように13章まで続けるつもりなのかは分からないが、安田が「第二章。」というタイトルのblogでまたやらかしてしまっている。
岡田監督の話に30分間まるまるすごく吸い込まれた。ダイソンの掃除機か、キン肉マンに出てくる超人ブラックホールかってところか。 |
ダイソンはまずいだろう。よく知らないけれど、総合家電メーカーの松下電器産業も掃除機を作ってるんじゃないのか、と思い調べてみると、やはり作っている。ちゃんとサイクロン式もあるじゃないか。前回のビデオカメラの一件といい、こうなると気を遣えないというよりわざとやっているとしか思えず、もしかするとこれは安田なりの宣伝のつもりなのかもしれない。実際私は安田のおかげで松下が掃除機を作っていることを知り、その掃除機のパワーがNo.1であること(2007年5月23日現在。日本国内の家庭用サイクロン式掃除機において)や、排気面に“排気ふんわりマスク”を採用し、排気風速を約50%低減(従来機種MC-P600シリーズとの比較)させたことでホコリの舞い上げを防ぐことなどを学んだわけで、そういえば我が家の紙パック式掃除機もだいぶ古くなり、リモコン部の電池ボックスの蓋がなくなっちゃったし、そろそろ買い換えようか、次はサイクロン式かな、だったらやっぱりダイソンだな。ってダメじゃないか。
それともうひとつ、
目の前には寿司ボンバーこと高原直泰氏、ボンバーこと中澤佑二氏、 |
中澤のボンバーは本人も自称しているからまあいいとして、高原を寿司ボンバー呼ばわりはまずいのではないか。スシボンバーはたぶん愛称ではなくて蔑称だし、本人も嫌がっていたはずだ。安田のblogを読んでいるという稲本に告げ口されても知らないぞ。
ところで高原と言えば「病とフットボール エコノミークラス症候群との闘い」という本を出版したばかりだが、先日立ち寄った本屋の新書コーナーの棚の最上段に、表紙を正面に向け棚に立てて並べた状態、いわゆる「面陳(面差し)」で陳列されていたのを見つけたので、手を伸ばして一冊取り、ぱらぱらと立ち読みを始めたその瞬間、大惨事が私を襲ったのだった。
高原の本が次々と棚から落下。
一冊取ったことでバランスが崩れ、二冊目、三冊目と手前に倒れて床に散乱する高原の本。帯が外れてしまっているものもある。しゃがみこんで慌ててそれらを拾い集め、帯を巻き直したりしている私を、とどめの一撃が襲った。
時間差でもう一冊、後頭部に直撃。
惨事を知った店員さんが駆けつけたので、真っ赤な顔でお詫びを言って本を手渡し、本屋を逃げ出したのだった。スシボンバーの集中爆撃、恐るべし。
天皇杯トリニータ戦
なぜかフクアリで開催の、天皇杯ガンバ対トリニータ。前回私がフクアリを訪れたのは今年4月、ナビスコ杯予選のジェフ対ガンバを観るためで、あの時は蘇我へ向かう電車の中で急にお腹が痛くなり、あわやkajidaisanji大惨事という目にあったのだったが、それを知ってか知らずかこの試合中、加地さんが突然こんなことになってしまったのだった。
お尻を両手でおさえ、もはや一刻の猶予もないといった苦悶の表情。今にも漏らしそうだ。今日は代表監督に就任した岡田監督が視察に来ているというのに、その目の前でうんこを漏らすのはまずいんじゃないだろうか。加地さんもすぐそのことに気が付き、あわててフォローしたのだった。
お尻を突き出し、漏らしていないことをアピール。しかし加地さんはすぐにまた考え直した。岡田監督は、誠実で正直な選手、というか、人間を好むのではないか。やはりここは勇気をだして、正直に言おう。
「先生、漏らしました!」
先生じゃないけど。
さーて、水でも飲むか。ボトルのキャップを取って、大きく開けた目をめがけてチューッ、いてててて、って目じゃ飲めんやろ!口やがな、口!という渾身のボケを西川に全く見てもらえなかった播戸。
そんな播戸、自身のblogでも書いていたとおり、伸びかけ坊主を切り、さっぱりとした髪型になっていた。それがよかったのか、この日チーム2点目のゴールを決めたのだった。
「やったで、俺、やったで!」
「ヨカッタナ、髪切ッテ正解ダッタナ」
「俺もう伸びかけ坊主ちゃうやんな?そうやんな?な?」
「ウンウン、ホラ、皆ニ言ットイデ」
「伸びかけ坊主やないで、オシャレ坊主やー!」
ボールボーイ「(たいして変わんないじゃん…)」
しかしこの試合のヒーローは、やはり2ゴールを決めたちん君こと寺田だろう。私のカメラは、偶然にも2点目のシュートシーンを捕らえていた。
ボールと一緒にエジミウソン選手も吹き飛ばしたかのようだ。そしてそんなちん君をドリブルでかわしていこうとするこの選手の姿も、しっかり写っていたのだった。
なぜかちん君とマッチアップする加地さん。しかもボールは置いてけぼり。
ああ、強化アクリル板忘れてきた…と不安げな橋本と、Jリーガーは顔が命とばかりに顔を守る山口と、エジミウソンを雷様と勘違いしたのかおへそを守るバレーと、なぜかナルシスティックなポーズでキメるシジクレイと、指先を伸ばして自らのちん君をしっかりガードする加地さん。
本家・ナルシスティックなポーズでキメる加地さん。
破れてちん君あらわになれ、とばかりに相手のパンツを引っぱる加地さん。
そんな加地さんを見つめる、四つ足の動物。
華麗なフェイントで相手をほんろう、もしくはシチューなフェイントで相手を癒す加地さん。
ふんわりクロスが放たれるその瞬間。
シジ加地フタリ、2007・別れ。
あと少ししか見られない加地さんのチューチューを、しっかりとその目に焼き付けるシジクレイ。
いろいろ
私が更新をサボっている間にいろいろなことがあった。Jリーグは全日程を終え鹿島が逆転優勝、札幌と東京VがJ1昇格を決め、入れ替え戦初戦はJ2京都が勝利、加地サンタがUSJに出現し、オシムは意識を取り戻しつつあるらしいものの、代表監督には岡田監督の就任が決定、明日はクラブW杯が開幕、家の者は風邪をひき、「ドローヂがっでぎで(トローチ買って来て)」と言うので薬局で買って来て、ふとレシートを見るとそこにはこうあった。
トロ内。
そんないろいろな出来事の中で、私が気になるのはやはり代表監督が岡田監督にかわることで、一からチームを作り直すには時間もなく当面はオシムJAPANのメンバーを中心に召集するのだろうけれど、いずれ岡田監督の口から「外れるのは加地。亮、加地」という言葉が発せられる可能性がないとは言えず、それを受けて加地さん、
「タマキンは置いてきました」
どんだけ〜。
それであさっては天皇杯5回戦、年内最後のBBS。(スレは当日立てます)
PC: http://jbbs.livedoor.jp/sports/32452/
携帯: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/sports/32452/
(追記)終了しました。過去ログ倉庫で閲覧のみ可能です。
ヴィッセル戦
1/3の純情なパク・カンジョ。
っていきなり何を言い出したのかというと、10年くらい前にそんなふうな曲があって、その、感情とカンジョをかけてですね、って説明するほどのことじゃない。
問題: エメルソン・トーメ選手はどのへんの位置からシュートを打つ?
答え: DFなのであんまり打たない
とにかくヴィッセル神戸との一戦。ここのところ口内出血したり顔面に蹴りをくらったりと顔に受難気味の加地さんで、今日もたとえば大久保の強烈なシュートが顔面を直撃して鼻血ブーとか、そんなことばかり続いたら加地さんの顔がいくつあっても足りないが、では直撃するのがシュートではなくこんなものだったらいいのかと言えば、それはそれで嫌だ。
顔面に大久保の金玉が直撃。
むぎゅっと。でもまあそれなら加地さんが怪我をすることはなく、どちらかといえば大久保の方が大惨事だ。いてててて。ではこれならどうだ。
顔面に大久保の金玉が直撃。直に。
精神的、もしくは衛生的に、大惨事。っていうか、なんで大久保は金玉を丸出しにしてるんだ。ゴールパフォーマンスだろうか。即、退場だ。
しかしそんな私の妄想に反して、実際には今日は加地さんの顔面にシュートも金玉も直撃することはなく、そのかわり私たちが目撃したのは、加地さんのこんな顔だった。
試合中にたらこを1/2腹(=1本)食べて塩分を補給する加地さん。
「透明度では樹脂より硝子なんやけどな…」と悩む橋本。
FC東京戦
この日、味スタのピッチ状態はあまりよくなかったようで、芝生がめくれあがり足を滑らせる選手が多く、もちろんそんなおいしい状況を我らが加地さんが見逃すはずもなく、試合開始早々得意のずっこけを披露して見せたのだった。
「レ。事前にピッチの状態をチェックしておく」とグラビアアイドルに注意されてしまった加地さん。
この人も何度もずっこけていた。
ピッチのそこらじゅうに穴をあけまくる橋本。しかしそこは大卒頭脳派プレーヤー。すぐにこのピッチ状態でも滑らずプレイする方法を考え出したのだった。
空中浮遊。
橋本の頭脳をもってすれば宙に浮かぶことなどたやすいのか?それとも代表でチームメイトの彼から重力を制御するような特殊な装置を譲り受けたのか?それとも透明度の高いアクリル板を使ったトリックなのか?真相は謎だが、この写真では橋本が浮かぶ高さがわかりづらいけれど、実はかなりの高さまで達していたのだ。
その高さに驚く加地さんとルーカス。
さらに、現地では気づかなかったのだが、後で写真を見てみると、どうやらこの人も宙に浮かぶことができるらしかった。
ドリブルする加地さんと相手DFとの間に漂う家長。
デブなJリーガー、略して“デブリーガー”(「世界珍名偉人録」収録)になってしまった遠藤。
池上と協力し、なぜかちん君こと寺田を挟み込んでマークする加地さん。ちん君の左手は池上のちん君をソフトにマーク。
ところで前節では口から出血した加地さんだったが、どうやらここのところ顔に受難の運気らしく、今回もとんでもない目にあってしまったのだった。
まさに加地大惨事。はたして今シーズン終了まで加地さんの顔は持つのか?それとも受難しまくったあげく、こんなことになってしまうのか。
前田と見分けがつかない加地さん。
ゴールを守りつつ顔面も守って、頑張れ、加地さん。
加地ヒトリ、2007・秋。
この日東京に木枯らし一号が吹いた。