オーストラリア戦

「痛そうだけど、大丈夫だろ、加地さんなら」と、誰ひとり心配して声をかけることもせずすたすたと立ち去り、一人ぼっちで放置プレイされる加地さん。

いや、大丈夫ならいいのだが。準決勝の出場に向け本人も弱気との報道もあるが、具合はどうなんだろう。準決勝も決勝も、加地さんが出なくては勝っても負けても面白くない。今日だってそうだ。加地さん抜きのPK戦でオーストラリアに勝ったって、嬉しくもなんともない。加地さんのPKが見たかった。相手GKの絶対に読めないコースにふんわりと外す加地さんのPKが。

とにかくアジア杯3連覇のためには、加地さんの献身的な「―」が必要なのである。中3日しかないが、早く治してその足でバイン・ミー・ティット買ってこい。

※バイン・ミー・ティット=ベトナム風サンドイッチ

コールセンター。もしくは小室哲哉。

「―」

アジア杯オフィシャルサイト内のニュースに、こんな見出しを見つけた。

日本はまだ課題を残している―加地

グループリーグ突破を決めたけれどチームにはまだ修正すべき課題も多い、と加地さんが語った、という記事である。ちょっと気になったのはこの見出し中の「―」で、記事の内容からするとそれは「と語る」程度の意味で、だからこの見出しは「日本はまだ課題を残している、と語る加地」と解釈するのが普通だろう。しかし中には記事本文を読まず、「―」を別な意味に受け取り、こういう記事だと判断する人がいるかもしれない。

「日本はまだ課題を残している。それは、加地」

高原はさすがの決定力、遠藤はすばらしい、俊輔も調子を上げてきている、ただなあ、加地さんがなあ、課題なんだよなあ。そういう記事かと思ったら大間違いだ。いや、まあ、あながち間違いとも言い切れないかもしれないけれど。

また、「―」を語尾を延ばす記号だと思い、歌か何かだと思う人もいるだろう。

「日本はまだ課題を残しているー 怯(ひる)まないー るるりらー♪ 加地」

ってそれは別のカヂさんだ。違う。やはりこの記号は「ー(長音符)」ではなく「―(ダッシュ)」なのである。あ、そうか、素直にそう読んでもいいのか。

「日本はまだ課題を残している。ダッシュ、加地」

グループリーグの3試合でも走っていたけれど、決勝トーナメントを勝ち進むには、もっともっと加地さんのダッシュが必要だ。走れ、加地さん!

『はぁ、はぁ、あかん… どの屋台もどの屋台も、汁そばばっかりでパン売ってへん… よっしゃ、隣町や』

UAE戦&ベトナム戦

安田っぽく言うならば、放置プレイしてしまった。ちょっと、色々あったのだ。色々ある中、UAE戦とベトナム戦はTV観戦したものの、ベトナム戦は録画やキャプチャができず、ベンチを囲むアクリル板越しに橋本がアップになったカットを捕獲できなかったことが悔やまれる。

UAE戦。クロスをあげるのかあげないのか、戦前はあいまいな態度に終始した加地さんだったが、やはりやってくれた。後半5分、中央に切り込み左足で押し出すようにやさしく蹴られたボールは、湿気をたっぷり含んだ空気をかき分けるようにふんわりと舞い上がり、美しい軌道を描いて直接ゴールラインを割ったのだった。敵も味方も見とれることしかできない、完璧なふんわりクロスだった。

前半にもいいクロスがあったが、ややふんわり感に欠け、直線的にあがったそれを遠藤はうまくよけたものの、高原の胸に当たってしまったのが残念だった。

ロカビリー。もしくは虎舞竜。

23番を忘れたら、22番してくれるっていうので、11番。

ベトナム戦。PA内でバウンドしたボールをかぶってしまいクリアしそこねたり、親切心からつい相手選手にパスしてしまいあわや大惨事の事態をまねき川口に思いっきりにらまれたりしている加地さんを見、家の者がぽつりと言った。

「加地さんにはついてないね、ヤタガラス」

これはアジア杯開幕直前に中村俊輔が「オーラの泉」に出演した際、江原啓之に「背後にヤタガラスがついているのが見える」と言われたことを受けた発言だが、では加地さんには一体何がついているというのだろうか。

「ハシブトガラス」

しかも数十羽。朝のゴミ捨て場で半透明ゴミ袋をつつくかのごとく、加地さんの無透明金玉袋を、ってイテテテ。違う。加地さんは生ゴミじゃない。

「板ガラス」

橋本のアクリル板に透明度で対抗。割れやすいのが玉にキズ。カラスにつつかれて玉に傷。

「ヤダアキコ」

もれなく押尾学付き。

「ポッポロート」

準々決勝の相手は、オーストラリア。W杯で加地さんと対戦できなかった巨大な有袋類たちに、本物のふんわりクロスを見せつけて、よろこびっくりさせてやれ。

マニフェスト

第21回参院選が公示され、各党の党首があちこちのテレビ番組に出演している。見ていておかしかったのが、どの番組でも必ず、消費税についてあげる可能性はあるのか?ないのか?と聞かれた安倍首相が、以前の「あげないとは言っていない」発言で波紋を広げたことの反省からか、絶対に「あげる」という言葉は使わないことだ。

「まずは歳出を徹底的に削減してですね、その上で新経済成長戦略で税収増を実現し…」などとあげなくてもすむような説明を長々と始め、番組の司会者に「可能性があるかないかだけはっきりとお願いします」と促されると、「ただし経済は生き物ですから、どうしても足りない場合があるかもしれない。その場合は…」と言うので、ついにあげる可能性もあると言うのかと思いきや、「抜本的税制改革において議論する必要があります」と、絶対に「あげる」という言葉は使わない安倍首相であった。

そんな回りくどく言葉を並べてあいまいに回避しなくても、いつものようにカメラ目線でこう言い切ればそれで済む話なのではないか。

「消費税をあげる可能性は、ありますん」

どっちだよ。

いや、消費税なんかはどうでもいい。目下の国民の関心事は、そんなことではないのだ。私はふんわり党党首の加地さんに、聞きたい。

クロスをあげる可能性はあるのか?ないのか?

間近に控えたUAE戦、勝利のためにクロスが大切な争点になると思うのですが、あげる可能性はあるんですか?ないんですか?

「まずは私がフリーでパスを受けれるかどうかですね。その上で前を見て、相手選手がいないとなればドリブルを始めることができる。ただし相手選手は生き物ですから、どうしても突破できない場合があるかもしれない。その場合は抜本的右サイド改革においてバックパスを検討する必要があります」

ってどんな改革だよ。つべこべ言わず、あげればいいんだよ!

「あげますん」

期待してますん。

カタール戦

アジア杯開幕前から、サッカー番組で要注意選手であると紹介されたり、年齢詐称していたと報道されたりしていたからその存在は知っており、その選手のシュートを加地さんが金玉ブロック、なんてシーンが観られるのではないかと楽しみにしていた、カタールのFW、キンタナ選手。ところがいざ中継が始まると、NHKの中継ではこう呼ばれていたのだった。

セバスチャン選手。これは一体どういうことだ。もしかして、シュートシーンで実況のアナウンサーがこんなふうにうっかり間違えるのを防ぐためか。

「キンタマ打ったー!」

イテテテ…。
もしアナウンサーが間違えず「キンタナ」と言ったとしても、それを「キンタマ」と聞き間違えた視聴者から「不謹慎だ」「お大事に」という抗議やお見舞いが殺到するかもしれず、裸じゃないのに裸に見えた視聴者から抗議が殺到した去年の紅白歌合戦から教訓を得、念のために「セバスチャン」と呼ぶことにしたのかもしれない。

だったら他にも気をつけるべき人がおり、例えばこの試合の主審の名前はマシュー・ブリーズといい、実況のアナウンサーがひと文字間違えたら大惨事である。

「主審はブリーフです」

たちまち純白のブリーフ一丁でピッチを駆け回る主審が出現。さらに、主審がキンタナ選手のファールにカードを出し、「ブリーズさんがキンタナにカードを出しました」と言うべきところを、こんなふうに言ってしまったらどうだ。

「ブリーフから金玉が過度に出ました」

そんな主審はレッドカードだ。

ってこんな私がレッドカードか。

姉妹品

あらためて確認。出ていても、踏んでいれば、よい。

泣くな、羽生。次こそは食べれるさ、カブ。

アンテナがやって来た

アジア杯の初戦も目前に迫り、現地での加地さんの人気の高さなどを知ると、その活躍にいよいよ期待が高まってくるのだった。加地さんはどんなプレイでアジアのサッカーファンを楽しませてくれるだろうか。

ところでそれとは別に、このアジア杯によるJリーグの中断期間のうちに、私はずっと懸案だったあの問題に決着をつけようと考えていたのだった。私は今年、Jリーグでの加地さんの活躍をなかなか見ることができず、このカジオログの更新のネタに困っている。全ては我が家にスカパーのアンテナがないせいだ。そして問題解決の手段はひとつしかない。アンテナ購入である。

さて、どうせ買うのだから、いいものがほしい。一番高性能なアンテナ。いろいろと調べたあげく、買うべきアンテナを決定、ネットで注文。そしてついに、先ほど宅急便でそれが届いたのだった。

早速梱包を解き、アンテナをセット。はやる気持ちを抑えTVのスイッチを入れる。しかし、映らない。砂嵐である。おかしい。日本一のアンテナのはずなのに、なぜだ。

よくよく調べてみると、私はとんでもない間違いを犯していたのだった。このアンテナ、受信用じゃなく、送信用なのだった。しかもCSじゃなく、地上波用だ。それじゃあスカパーが受信できるはずがない。なんということだ。痛恨のミス。

日本一のアンテナと加地さん。

それとも「砂嵐」という番組を受信中なのか?

ライトアップも可能。展望台の窓に文字が…?

スカパーは受信できないけれど、僕の気持ち、日本一のこのアンテナからベトナムの加地さんへ届け!「頼むぞ加地さん、大惨事!」

東京タワー2007 [セガトイズ]

加地さん岬

あやまる岬」という、ちょっと変わった書籍が発売された。「<ケータイ>+<QRコード>+<おもしろマップ>でメッセージを伝える新方式コミュニケーションBOOK」と言われても、著者の高井ジロル氏も自身のブログで「まぁなんのことやらさっぱりわからないと思いますが」と書いているとおりなのだが、この書籍にはたくさんのQRコードが掲載されており、それを携帯で読み取って地図サイトにアクセスすると、気持ちを伝えられそうな地名が表示される、という仕組みになっていて、書名の「あやまる岬」は奄美大島に実在し、これはもちろん、謝罪の気持ちを伝えるのに使うのである。

本書にはあらゆるシーンで使えるQRコードが満載されているが、残念ながらっていうか当たり前だけれどカジオログ的シーンで使えるそれは少なかったので、勝手にいくつか作ってみた。



胸を張って大きな声で答えてもいいのだけれど、ここはあくまで控えめに、QRコードで婉曲に回答。スタジアムで携帯の画面を掲げれば、即席のゲーフラの出来上がり。



2つのQRコードを合わせて、あの妙技の名をコール。なんか微妙に違う気がするけれど、細かいことは気にせず、舞い上がれ!
おまけに結果がついてくれば大賛辞→



ガンバや代表の試合で酷使し、相当なダメージを負っているであろう加地さんの体の一部の無事を、みんなで祈ろう。



大声では話せない羽生の秘密は、QRコードでこっそり暴露。でもそれが本人にバレたら、秘密の乗り物でここに連れ去られてしまうかも。まあ帰って来れそうだけど、電車とかで。



ね?ね?と迫れば、思いが伝わるかも。もしくは警察に通報されるかも。

アルディージャ戦

まずはじめに、訂正と謝罪である。今まで何度か、加地さんがスローインの際にタッチラインを踏み越えている写真を掲載し、あたかもそれが反則であるように取り上げてきたのだが、これは私の全くの勘違いであった。コメント欄でご指摘を頂き、ルールを調べてみると、「両足ともその一部をタッチライン上またはラインの外のグランドにつけていなければならない」とのことで、つまり足の一部がラインにかかってさえいれば、踏み越えてしまっても全然問題ないのだった。

そう思って前回の写真をよく見ると、加地さんは踏み出した左脚を内股気味にし、ちゃんとつま先がラインに乗るようなフォームでスローしており、つまりこれはうっかり出ちゃったのでもなんでもなく、練習の積み重ねで完成された、完璧なスローインのフォームなのだった。疑ったりしてごめんなさい、許してくれますか、加地さん。

ナルシスティックなポーズに夢中でそれどころではない加地さん。

ということで、あらためて大宮戦。スタジアムの上に低くたれこめた灰色の雲を通り抜けて落ちてくるようなふんわりクロスを披露したり、惜しいミドルシュートを放ったりと、ガンバの3得点には全く絡まなかったものの、加地さんはいつものように私たちを楽しませてくれたのだった。

キング加地にはペットボトルがよく似合う。

フリーキックで直接ゴールを狙おうとする加地さん。ボールが見当たらないけど。

ヘン顔で相手を油断させてクロスを上げる新技を練習する加地さん。

加地さんの背後で、赤玉で隠しつつ、金玉のあたりをもぞもぞする家長。

「薄くて透明な板やけどな、その向こう側へは簡単には辿りつけへんもんなんやな」
「ああ、はい(またこの話か…)」

大宮のハト選手。

アルディージャ戦(仮)

危うく間違えて大宮公園サッカー場へ行きそうになったが、なんとか駒場スタジアムへたどりつき、無事に目的を果たして帰ってきた。

うんこしてきた。

フクアリに次いで2つ目制覇、って違う。別に私は「スタジアムのトイレ巡り」をしているわけじゃないのだ。っていうか、そんなふうにふざけたことを書いている時間も今はなく、これからまた会議に入ってしまうため、とりあえず恒例の1枚だけ。

いざ大宮

連日連夜の会議続きで、っていっても家族会議だけれど、だから今日の大宮戦の生観戦はあきらめようと思っていたけれど、もういいや、会議なんてやめて、行こう。

ということで、今からスタジアムへ向かおうと思う。何に使うかは分からないけれど、連絡用BBSを作ってみた。(→帰宅したので終了しました)
何か連絡があれば書き込んでいただきたい。

では、大宮公園サッカー場へ向けて出発します。

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