○○から出た○○○

反省している。いくら加地さんの情報がなく書くことがないからといって、うんこネタなんかを書くことはなかったのだ。更新が滞っているからといって、無理矢理話題をひねり出そうとする必要はないのだ。お通じが滞っているからといって、無理矢理うんこをひねり出そうとしても、たいていいい結果は得られないものである。

しまった、うまいたとえをしようとしたら、またうんこだ。いけない。こんなことでは、また罰が当たってしまう。

前回、ジェフ対ガンバの中継をうんこをしながら観る、などと書いたが、もちろんそんなに都合よく試合時間に合わせて便意がやってくるわけではないから、私は普通に部屋でそれを観はじめたのである。加地さんが出ないこの試合、私はひたすら羽生に注目。すると前半、羽生が加地さんゆずりの、いや、それともまたちょっと違う、地球の重力に逆らうかのようなふんわりクロスから先制点を演出。今日は羽生が加地さん欠場の穴を補う大活躍を見せてくれるのかと期待が高まり迎えた後半、それは突然やってきた。

お腹を壊した。

いきなり激痛が私のお腹を襲い、私は本当にトイレに駆け込むことになったのだった。まさか本当にうんこをしながら観戦することになるとは。これはネタのなさをうんこネタで補おうとした私への罰に違いない。ところが、実際はトイレからの観戦は実現しなかったのである。

ドアを閉められた。

トイレのドアも、部屋のドアも、家の者によって閉ざされてしまった。どうやらわたしのうんこが、いろんな意味でやかましかったらしい。

強敵との長時間の戦いを終え、ぐったりしてトイレを出てくると、テレビにはぐったりとうなだれる羽生の姿が映し出されていたのだった。頑張れ、負けるな、羽生。私も負けないぞ、うんこなんかに。今日もまだちょっと痛いけど、お腹。

家長のバストタッチに恍惚とする羽生。

オ腹タイセツニ…

ながら観戦の構造

ぼんやりしている間に1週間も更新をサボってしまった。ってったって、だって加地さんに関する情報がほとんどないのだからしかたがない。水曜日にはナビスコ杯予選最終節があったが、当然加地さんは欠場。それでもガンバは予選突破を決めたので、決勝トーナメントでの加地さんの活躍に期待したい。

その水曜の深夜には欧州チャンピオンズリーグの決勝があり、結果は残念なものだったが、って言うと私がリバプールを応援していたかのようだが、私はミランを応援していて、ならば優勝したのだから残念ではないはずであるがそうではなく、ミランが優勝してまたガットゥーゾ選手のブリーフ姿芝生を食べるところが見られるのではないかと期待していたのに見られず残念だ、という意味である。ところで試合を観ていないしそれ以前に興味もないであろう家の者が、その日帰宅するなり言った。「白が勝ったね」。運動会かよ。もしくは歌合戦。

そして今日、フクアリでジェフ対ガンバの試合がある。加地さんが出場するならば駆けつけるところであるが、肉離れは回復しつつあるようだけれどさすがに今日の試合には間に合わず、だから私がフクアリへ行っても今度こそうんこだけして帰ってくることになるから、今日はおとなしく家でうんこをすることにした。おとなしく、って当たり前で、だって嫌だろう、こんなうんこのしかたがあったら。「やかましくうんこをする」。何がどうやかましいかについては、さすがの私も、自粛。

ところで前節頭を強打した羽生は、今日はどうやらスタメン出場らしい。地球人離れした回復力。今日はそんな羽生の活躍を、BSアンテナで受信して観戦することにしよう。うんこしながら。いや、我が家のトイレがテレビ付きのデラックスなそれだという意味ではない。開け放つのだ。トイレのドアと、テレビの部屋のドアを。そうすると、うんこをしながらテレビが観られる構造。間違って部屋の窓を開け放たないよう、注意が必要だ。ご近所からうんこをしている私が見られる構造。

羽生の診察

千葉対広島の試合中に羽生が頭を強打し、倒れたまま担架で運ばれそのまま途中交代したことを知り、怪我の具合が心配で情報を探していると、「羽生が負傷し病院へ」という見出しの記事をみつけ、それによれば「チームの広報によると意識はあり、コミュニケーションは取れる状態」とのことでひと安心したのだったが、いや、本当に安心していいのだろうか。よくよく聞いてみると、こんな状態なのかもしれない。

コミュニケーションは取れる状態。宇宙語なら。

頭を強打し、日本語を忘れてしまった羽生。結婚したことも忘れ、家に帰るなり奥さんをペロリ。っていうか、もしそうだとしたら、千葉の広報スタッフは宇宙語がしゃべれるってことになるが、でもよく考えたら羽生にとっては日本語とか何語とかはあまり関係なく、それ以前に意識のあるなしということ自体にそれほど意味はないのかもしれない。

意識はないけどコミュニケーションは取れる状態。テレパシーで。

まあでもやっぱり意識はあったほうがいいから、とにかくよかった。さらに、ジェフのオフィシャルサイトにもお知らせがアップされ、そこには「千葉市内の病院で検査を受けた結果、脳しんとうと診断され、大事には至りませんでした」とあり、やはり安心してもいいようである。病院での検査の結果なら間違いない。

いや、そうだろうか。「千葉市内の病院」ということはつまり、大学病院や市立病院という意味で、そういう一般的な病院で、羽生のような特殊な生命体をちゃんと診察できるのだろうか。聴診器とかちょこっとあてて、うーん、専門じゃないからよくわかんないけど、ただの脳しんとうじゃないかな、薬はえーと、はい、バファリン。って、そんな適当な診察だったとしたら心配だ。まあでも、それも私の勘違いなら何の問題もないけれど。

「千葉市」という、惑星。

きっとあるのだ、宇宙の最先端の医療が受けられる「千葉市星」が。そこへ救急UFOで搬送し精密検査したのなら、大丈夫だろう。羽生の一日も早い回復を祈りたい。

いいなあ、私も千葉市星で診てもらいたいな。頭を。強打してないけど、おかしな頭を。どうやったら行けるのかな。乗ればいいのかな、特急わかしおに。

アメリカンドッグ

狐色に揚がったアメリカンドッグの棒にまたがり、惚れ惚れとそれに見とれる加地さん。

アメリカンドッグが、好きだ。っていうかでもこれ、本当にアメリカのものなんだろうか。アメリカでドッグと言えば、パンにソーセージを挟んだホットドッグの方じゃないのか。よくは分からないが、とりあえず私の目の前にあるそれは、大丸食品・埼玉工場からやってきたらしい。

埼玉ドッグ。

そういうことじゃない。だって秋田工場で作ったのが秋田ドッグなら、それ、秋田犬だぞ。

ところで今まで何度か好きな食べ物について書いてきて思ったのは、もしかして人が好きな食べ物を「好きだ」と言う理由には、味よりもむしろそれにまつわる思い出が大きくかかわっているのではないか、ということだ。母親がよく作ってくれたとか、家族で出かけて食べたなどの、いい思い出がある食べ物が好物であることが多くないだろうか。

私が子どもの頃、お誕生会などパーティーの際、他のきょうだいたちのメニューは骨に銀紙を巻いた照り焼きローストチキンと決まっていたのだが、私だけはいつもアメリカンドッグだった。当時私はハンバーグやミートボールのような加工品以外の、肉らしい肉が嫌いで食べられなかったのである。

だからっていくらなんでもアメリカンドッグはないだろう、例えば魚のムニエルとか、肉以外のごちそうは他にもあったのではないか、と大人になったある日、アメリカンドッグをほおばりながら私はふと疑問に思ったのだった。なぜ母は私のごちそうにアメリカンドッグを選んだのだろうか。

棒の下のほうにカリカリになって残っている衣をかじりながら、あ、もしかして、と気がついた。ローストチキンは、味はもちろん、骨を手づかみし、口で肉を骨から引きはがして食べるという、他の料理なら怒られそうなワイルドな食べ方が子どもには楽しかったのだろう。他のきょうだいたちのそんな楽しみを、肉が苦手な私にも共有させてやりたい。私の母親は一生懸命考え、そして発案されたのが、私専用パーティーメニュー、アメリカンドッグだったのではないか。

お母さん、僕の好き嫌いのせいでいろいろ面倒かけました。母の日は過ぎちゃったけど、この場を借りてありがとう。今ではローストチキンも食べれるようになったけれど、でもやっぱり、いまだにアメリカンドッグの方が好きだな。

療法

少し前に、マシーンが加地さんの腰をマッサージしてるっぽい写真など作ってしまったが、よく考えたら肉離れした患部はマッサージしちゃまずいんじゃないだろうか、たぶん。まあとにかく、一日も早い回復を祈りたい。ところでマッサージといえば、あるマッサージ店の看板にこんな宣伝文句が書いてあるのを見たことがある。

 「痛くない!SOT療法」

あの、それってもしかして、「そっと療法」って意味ですか。激しく揉んだりつかんだりせず、優しくなでるようなマッサージ。もしそうなら、痛くないのはともかく、そのネーミングはちょっとどうかと思う。だいいち効くのか、そっとなでるだけで。まあだからといって関節をバキバキ鳴らす「BAKIT療法」なんてのがあったら、それはそれでいやだけれど。

普通に揉んだり押したりして凝りをほぐしてくれればいいのだ。しかし2、3回揉んだだけで「本日はここまでです」と言われて帰されたとしたら、その店の看板にはこう書いてあるに違いない。

 「今日は治らない!CHOT療法」

ちょっとずつちょっとずつ、地道な治療だ。何度通っても終わらない。だからといって、もっとたっぷりやってくれないかなあ、などと口にしたら、また別の療法を施術され、後悔することになるかもしれない。

 「今日は帰れない!ZUT療法」

始まったら最後、数日間はずっと揉まれっ放し。その間食事はもちろん、うんこにだって行かせてはもらえない、恐ろしい療法。しかしまた別の意味で恐ろしい療法もある。

 「動かない!JIT療法」

では始めます。言ったきり、手を動かすこともなくじっと立ち尽くすだけのマッサージ師。そのまま30分が経過して、料金1万円。もちろんそれで患部の凝りがほぐれるならそれでもいいのかもしれないけれど。また、何もしないのではなく、できない療法もある。

 「思い出せない!EET療法」

えーっと、どうやるんじゃったかのう(マッサージ師・92歳)

 「約束はできない!KIT療法」

絶対とは言えないけど、まあ、治るんじゃないですかね、きっと。

 「いい部屋が見つからない!PITATハウス」

見つからないのかよ。っていうか、療法じゃない。

 「決められない!ANOKOT KONOKOT 両方」

まあ若い頃にはそんなこともあるよね。でも二股はだめだぞ。

 「決まらない!FUWATクロス」

いや決まってたんだよ、意外と、今年は。

※SOT=仙骨後頭骨調整療法

腰治療モード

加地さんの怪我についてガンバから正式なニュースリリースがあり、左腸腰筋の肉離れで復帰までは3週間の見通しだという。腰を酷使するミドリ電化のCMの踊りすぎのせいではないか、という説もあるが、もしかするとあのCMを撮影しているときには既に腰はかなり痛かったのかもしれない。そう思って見ると、おどけた歌とダンスがよけいに悲しい。

ちょうど3週間後にはアウェイのジェフ戦があり、先月のナビスコ杯予選では羽生の欠場で実現しなかった対決を、今度こそうんこするためだけじゃなく観戦にフクアリへ行こうと思っていたのだが、このままでは今度は加地さんの出場が微妙である。私はまたうんこだけして帰ってくることになるのだろうか。

とにかく千羽鶴を折らねばと思ったが、また鶴ではない無数の動物を生み出しても仕方がないし、では私に何か出来ることはないかと考え、そういえば以前、腰でもどこでも治せるすごい機械がある、という記事をここに書いたことがあったが、ジーコJAPANに導入されていたこのすごい機械、ガンバにはないのだろうか。これさえあれば、加地さんの腰なんてあっという間に治ってしまうはずなのに。

とりあえず我が家には旧タイプのそれがあったので、腰治療モードにセットし、加地さんを治療してみる。一日も早く復活し、また素敵なダンスを見せてほしい。

羽生のプロポーズ大作戦

加地さん、腰痛で欠場。どうしたのだろう。加地ちゃんの抱っこのし過ぎか。もしかして羽生の星なら重力が低くていくら抱っこしても腰に負担がかからないのかもしれないなあ、などと、BS-iでレッズ対ジェフの中継を観ながら思っていたが、羽生には地球の重力なんて関係ないらしい。

地上でも軽々と浮遊する特殊能力。もしくは、生涯の伴侶と出会った奇跡がその胸にあふれててきっと今は自由に空も飛べる羽生〜。

「ボクノ星ヘオ嫁ニオイデ…」
「オイデ…」

「え、俺今なんかしゃべった?この人に何かされたのか?」と、体を操られ恐怖する坪井。

「突然ですけど僕、このたび結婚しまして」
「いいなあ、僕も早く結婚したいなあ。いい人紹介して下さいよ」
「水野君はどんな女の人が好きなの?」
「やっぱり家庭的な人かなあ」
「じゃあ火星人の女の子なんかどう?料理、洗濯、掃除、なんでも上手いし、時々柱の陰から事件を目撃したりもするし」
「『火星婦は見た』ってダジャレかよ!っていうか市原悦子かよ!俺の母ちゃんより年上だよ!もういいよ、相手は自分で探すから。ところで羽生さんのプロポーズってどんなだったんですか?」
「空を指差して、『土星の輪がエンゲージリングさ』なんつってね」
「うわあ、ロマンチックだなあ。そうだ、僕が将来誰かにプロポーズするときのためのセリフ考えて下さいよ」
「そうだなあ、じゃあ古墳を指差して『土製の埴輪にそっくりさ君は』なんてどう?」
「全然ロマンチックじゃねえよ!っていうかプロポーズですらねえだろ!」
「そう?歴史オタクの彼女は喜ぶと思うけどなあ。じゃあ『木製の仏像』にする?」
「だから歴史から離れろよ!」
「『ビニール製の空気人形のような君を抱きたい』」
「彼女、確実に怒るよ!」
「いや、案外うっとりして答えるかもよ。『一生離さないでね。悦子、感激』」
「やっぱり市原悦子かよ!」
「ジェフユナイテッド市原悦子」
「もういいよ!」

と、漫才で6万人の観客を沸かせる二人。

羽生の食欲

BS-iで放送していた、フロンターレ対ジェフの中継を受信。残念ながら中村憲剛は出場しておらず、となると私が注目するのはこの人ひとりだ。人っていうか。

人じゃないことが、影のかたちでバレバレである。思いっきり宇宙人のシルエット。どうやら羽生、今日は自らの正体を隠す気などさらさらないらしく、しまいにはこんな恐ろしいメッセージを送ってきたのだった。

「ペロリト食ベチャウヨ」

そんなばかな。羽生が地球へやってきた目的は、人類を食料として食べるためだったというのか。なんと恐ろしいことだ。

「最低、コレクライ」

5人も。一度に5人も食べてしまうのだ。みんな早く逃げて。

「カブヲネ」

なんだカブ5個か。どうぞ。

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