携帯電話のメールで「三都主」と入力する必要があり、「さんみやこしゅ」と入力しかけて、いやもしかしてと試しに「さんとす」と入力すると、変換キーを押す前に、予測変換の候補に「三都主」と現れたので驚いた。
去年の暮れに買い換えたこの携帯電話だが、どうやらはじめから漢字変換の辞書にサッカー選手の名前も登録されているらしい。三都主が変換できるなら、と試してみると、当然だがきちんと変換された。
選手によってはフルネームを入力せずとも途中で予測変換が働き漢字が表示される場合があり、この人もそうだった。
「こまのゆ」。銭湯っぽい。たぶんゴエモン風呂。
さらに短い入力で変換できる選手もおり、でもこの選手の場合は予測変換というより、ニックネーム変換と言うべきかもしれない。
「もに」だけできちんと変換。最近の携帯はすごいな。
もちろん全てのサッカー選手の名前が登録されているわけではなく、宮本や中村俊輔などは変換可能だったが、中村憲剛や我那覇など、監督がオシムになってから代表に召集されるようになった選手は登録されておらず、変換できなかった。おそらくジーコJAPANのメンバーを中心に登録してあるのだろうが、久保が変換できて巻ができないところを見ると、ドイツW杯より前のメンバーが基本になっているようだ。
ということはこの人は変換できないだろうと思いつつも、念のため入力してみると、意外な結果が得られた。
巻ですら登録されていないのに、なぜだ。携帯電話会社も既に羽生の手に落ちているのだろうか。私たちが携帯を使ってする通話やメールは、全て羽生たちに傍受されていると思ったほうがいいようだ。
ところで当然変換できるだろうと思い確かめもしなかったあの人の名前を、やはり念のため入力してみると、変換できたのは当然だが、携帯電話はさらにその人の現在の状態までも併記して教えてくれたのだった。
中田英寿、いまだ長い旅の途中。