このWeb2.0がすごい!

当カジオログが何かの間違いで「このブログがすごい!2006」という書籍で紹介されたことについては、去年書いたが、またしても何かの間違いが起こってしまったらしい。2007年版の書籍「このWeb2.0がすごい!」の中の、エントリー単位でブログを紹介する「このエントリーがすごい!」のコーナーに、カジオログのあるエントリーを掲載したい、との連絡を頂いたのだ。

前回も、カジオログはすごくないし、それ以前にこれがブログなのかどうかすら自分でもよく分からず戸惑ったのだが、今回は「Web2.0」である。カジオログがWeb2.0なのか、という疑問以前に、そもそもWeb2.0が何だかよく分からず、ますます戸惑う私なのだった。

Web2.0。第一に、読み方すら分からない。「ウェブにーてんゼロ」か。いや、ゼロだけ英語なのはおかしいので「ウェブにーてんれい」か。あ、そうか、GoogleマップがWeb2.0だと聞いたことがあるが、つまり遠くからでもよく見えるって意味で、じゃあ私なんかはWeb0.2くらいだよ、オスマン・サンコンなんかWeb6.0だ、すごいな、って視力のことじゃないのか。

やはりWebの世界の用語だから、ドットコム、みたいなもので、「ウェブツー、ドットゼロ」なのだろうか。ところで「.com」を「ドットコム」と読むとなんだかかっこいいが、以前「.」を別の言い方をする人がいて、彼なら「.com」をこう読むのだろう。

「ポツコム」

なんか、ポンコツっぽい。

結局Web2.0が何なのかはよくは分からないまま、「紙とインクが無駄にならない程度に隅っこにでも小さく掲載していただけたら幸いです」とお返事を差し上げたのだった。そして今日発売になった書籍を拝見し、何かの間違いに間違いが重なり、とんでもないことになっているのを知り驚いた。大変なことになっている。どのエントリーがどんなふうに紹介されているのか、ぜひ書店でご確認頂きたい。


このWeb2.0がすごい!

NEW加地カメラ

気がつけば12月も半分を過ぎ、街はすっかり年末ムードで、夜の繁華街を歩けば店から店へ移動しながら大声で笑いあう楽しそうな人たちがいっぱいで、いいなあ、忘年会か、楽しそうだなあ、ボーナスとか出たんだろうなあ、俺にはボーナスも年末ムードも関係ないぜちくしょうと歩いていた私の左足が何かを踏んでズルっと滑った。

私の靴の底のでこぼこの隙間の隅々にまで染み込む年末ムード。漂う甘酸っぱい香り。それは年末のっていうか、胃粘膜の香り。

そんなところでしか年末ムードを感じられない私だから、ボーナスが出たからとかいうわけではないけれど、来年は横浜や柏がJ1に上がってきて生加地さんを観戦する機会も増えるだろうし、その際加地さんだけを撮り続ける「加地カメラ」として今使っているそれはもうずいぶん古くなったから、そろそろ新しい機種が欲しいなあと考え、思い切って買ったのだった。

遠いピッチ上の加地さんを大きく写すため望遠性能は重要で、なおかつなるべく安いもの、という条件で絞り込んで検討していたのだが、少しでも水風呂の改善費用の足しになればと、PanasonicのLUMIX FZ7に決定した。432mm相当の望遠性能と手ブレ補正で、右サイドを突破する加地さんや、突破される加地さんをしっかり捕らえることができるに違いない。

でもまだ天皇杯は残っているものの私はもう観にいけそうもないし、来年加地さんを撮影するシミュレーションにと、とりあえず近所のガード下のバスケットコートをスタジアムに見立て、ってまあ大きさが全然違うけど、撮影してみる。

広角側でスタジアムの全景を撮影。ふんわりクロスが大空高く舞い上がる様子も撮れそうだ。そしてズームレバーを一気に望遠側へ倒せば、ピッチの上の加地さんをしっかり写すこともできるだろう。

来年の生観戦が今から楽しみである。

武田

薄々感づいていた人はおそらく多いだろうし、TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップの中継を観ていて初めて気がついた人もいるかもしれず、私のようにもうずっと前から気になって気になって仕方がなかったという人も多いはずで、でも逆にですねえ、まったく気づいていない人もいるかもしれないんで、気づくチャンスですねえ。

と、急に文体というか口調が変わったのは、これは武田修宏のそれを真似たのであり、私が気になって仕方がないというのはまさにそのことで、武田がサッカーの解説をし始めたのはいつ頃かは知らないが、私が武田の口癖に気がついてしまったのは日韓W杯の時だから、もうかれこれ4年以上それが気になり続けているのである。

武田の気になる口癖のひとつは先ほども書いた「逆に」だ。解説の中で、ちょくちょく出てくる。「逆にチャンスですねえ」「逆にコンディションはいいですよ」のように。ただしそれはあくまで口癖なので、ほとんどの場合、何が何の逆なのか、よくわからないのだった。

もうひとつの口癖は、これはもう口癖といったレベルではなく、武田が話し始めるとき、ほぼ100%それは発せられ、もしかすると彼はそう言ってからじゃないと他のどんな短い言葉も話すことができないのではないかと思うほどだ。

アナウンサーが武田に話を振る。「いかがですか、武田さん」。すると武田はまずこう言ってから話を始めるはずだ。

「そうですねえ」

必ずだ。絶対である。だからアナウンサーが「いかがですか、武田さん」と言ったら、TVの前で「そうですねえ」と言えば、武田とハモることができる。同じセリフ同じ時思わず口にするありふれた魔法でつくり上げたら、逆に宇宙の風に乗れるんじゃないでしょうかねえ。

天皇杯サンフレッチェ戦

天皇杯。我らが加地さんは、弾丸宇宙開発ミドルで延長までいった試合を放送時間内に収めるための編集点を作ったり、主審が「うわあ、やっぱり加地さんのふんわりクロスは美しいなあ、癒されるなあ。死んだ母さんにも生で見せてあげたかったな。いや、もしかするとあのふんわりクロスなら天国からも見えるかもしれない。それどころか、一回天国まで行って帰ってきてるんじゃないのか。ならあのボールに母さんの好きだった芋ようかんをくくりつけたら、天国で食べてもらえるのかな。母さん…って、おっと、試合中だったよ今。あれ、マグノアウベスが転んでる、えーっと…」と思わずPKを与えてしまうクロスを供給したりの大活躍であった。

しかし天皇杯札幌対新潟とJリーグ入れ替え戦福岡対神戸を続けて観て疲れていた私はかなり眠くなっており、試合の記憶がところどころ抜けている気がし、他にもあったかもしれない加地さんの活躍を見逃しているかもしれず、それはNHKの編集のせいなのか、それとも私が眠ってしまっていたのかどっちなんだろうと中国新聞のサイトで確認すると、とうやら私は4−2になったところで眠ってしまったらしい。ガンバは40−2で勝ったようだ。それとも私がまだ寝ぼけているだけなのか?

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「比。」

ちんちんを検証

カジオログがキッズgooに「子どもに見せるべきでない」とフィルタリングされてしまう原因について、コメント欄でたくさんご指摘を頂いた。

例えば私がよく使う「ちんちん」という言葉がいけないのではないか、というご指摘については、私が使う場合のちんちんはあくまで「DFをちんちんにする」などのちんちんであることがほとんどのはずで、いわゆるおちんちんの意味のちんちんではないのだから、そうだとすればキッズgooのフィルタリング機能の誤認識というか、誤解である。文脈に関係なく、全ての「ちんちん」に反応してしまうのだろうか。だとすればちんちんが、あ、いや、ちんちんに敏感すぎる。しかし一方でちんちんだらけのこのページがフィルタリングされないという事実もある。キッズgooはどんなちんちんなら許してくれるというのだ。俺のちんちんじゃだめなのか。満足できないっていうのか。さっぱりわからない。

それで、キッズgooのフィルタリングを検証してみることにした。どんな言葉や内容だとフィルタリングされてしまうのか、色々なページを作り、キッズgoo経由でアクセスしてみる。
 →キッズgooのフィルタリングを検証するページ

なんとなく傾向は分かったが、この検証作業をしていて思ったのは、結局のところどの言葉がだめとかそれ以前の問題なんじゃないかということである。キッズgooはただ子どもに見せたくないだけなのかもしれない。この世の中に、ばかな大人がいるということを。ちんちんとか金玉の検証に無駄な時間と情熱を費やす、ばかな大人が。

PARENTAL ADVISORY

「怯まず驕らず溌剌と」が相変らず読めない、漢字が苦手な私にぴったりのサイトを見つけた。子ども向けのポータルサイトキッズgooでは、検索結果からリンクを開くと、ページ内の漢字にふりがなをつけて表示することが出来るのだ。こんな風に。かなり正確で、キッズだけでなく私にもとても便利である。

ただしやはり人名は苦手で、ガンバの選手一覧ページを開いてみると、それなりにちゃんとしてはいるが、「ふじがたにようすけ」「かちょうあきひろ」など間違いもあり、中には苗字も名前も間違われてしまっている人もいる。

「かちりょう」

一文字しか合っていない。まあコンピュータが自動でつけているのだから仕方がないけれど、でも三都主がちゃんと「さんとす」になっているのがちょっとくやしい。

ところでこのカチリョログだかカジオログだかにはさほど難しい漢字は使われてはいないけれど、ふりがなをつけたらどんな感じになるか確かめてみるべく開いてみると、思いがけない結果が表示されたのだった。

「ごめんね。ページがひょうじできませんでした。」

続く説明文にこうある。

「キッズgoo上では、プログラムにより表示を制御(フィルタリング)しています。」

つまりこういうことか。

カジオログ、gooに「子どもに見せるべきでないサイト」と認定される。

そんなばかな。ここには女の人の裸の写真も殺人の方法などの有害な情報も載せてはいない。もしかして加地さんをいじることが子供同士のいじめを誘発するとでも言いたいのか。わからない。なぜカジオログがフィルタリングされなければならないのだ。ただ、ひとつ原因が思い当たるとすれば、やっぱり、時々登場する、これだろうか。

宮本のエロス。

あのがら空きの胸元がキッズには刺激が強すぎるとの判断なら、まあ仕方がない。

レッズ戦

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大一番を前に、母親に抱っこをねだる子どものようなポーズでリラックスする加地さん。

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試合開始早々、金玉トラップで絶妙なボールによるボールコントロールを見せる加地さん。レッズの選手もその技を間近で見ようと殺到、釘付けに。

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加地さんの親友播戸も、負けじと、蓋が閉まったままドリンクを飲もうとして中身が出てこないというボケを披露。

2006年のJリーグが終わった。Jリーグは終わったが、しかし加地さんの2006年はまだ終わってはいない。天皇杯を勝ち抜き、元日の空に凧あげの凧より高くふんわりクロスを舞い上げ、お年玉ならぬ金玉で私たちに初夢を見せてくれるに違いない。

(おまけ)

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家長が立てた指には…

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家長。

サンガ戦

ガンバ逆転優勝のため負けるわけにいかない今日の試合。試合前にレッズの情報なども含めチェックしておこうと、各スポーツ紙のサイトなどを見て回っていると、思いがけない見出しに目が留まった。

金玉ブロック優勝の慶応大と法政大が激突

違った。「全勝」が「金玉」に見えてしまうのは私の目が悪いからか、それとも頭が悪い、っていうか、おかしいからか。

今日の試合にかける意気込みがすごいせいか、なんだか加地さんがいつもとは違って見えたのは私だけだろうか。

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いつにも増して、地味な加地さん。
ところで以前、代表のサウジアラビア戦で、オシムの目の前で自分の口に水を運ぶアピールを試みて失敗した加地さんだったが、今日もこの試合をオシムが見ていることを信じ、また水運びのアピールを試みたのだった。

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お盆にお冷をのせて運ぶウェイタースタイル。左手は小粋に腰に。

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大きなサッカーボールを金玉ブロックしているように見える映像のトリックを駆使して我々を驚かせてくれる加地さん。

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全身を使って逆転Vへの意気込みを表す加地さん。開幕戦で見せた奇跡のゴールを、レッズ相手に、再び。

(おまけ)

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どこかで見たことがあるような気がする。

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ヘアー・ラボ

アビスパ戦

試合開始早々、前田の先制ゴールに繋がる二川への絶妙なスローインを見せた加地さん。スローインを任されることが多いポジションだから、クロスやシュートと同じくらい練習しているに違いなく、その証拠にこの試合では、また別のまったく新しい種類のスローインも披露してみせたのだった。

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「ぽとりスローイン」。ふんわりクロス同様、味方も敵も、誰も触ることができない絶妙な位置に、っていうかたぶん投げた加地さん本人が一番近い位置にぽとりと落下、そのまま直接ラインを割るという、斬新なスローインである。

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至近距離からのクロスを金玉ブロック。加地さんの金玉ブロックを100%信頼しているシジクレイは棒立ちで見物。

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キラキラしたVFXに包まれながら、またぎフェイントで相手DFをちんちんにする加地さん。この後放ったシュートはふんわりとキーパーの手の中へ。

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泣くのはまだ早い。加地さんのミラクルスローインで、奇跡を起こせ。

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