帰るなりただいまも言わず自室に駆け込みドアを閉めたきり出てこないので、そっとドアを開けてのぞいてみると、ベッドの上でこんな風にうずくまって泣いている姿を見つけたら、絶対に声をかけるべきだけれど、でも多分、「どうしたの?お友だちにパンでも買いに行かされてるの?」と聞いても、「なんでもない、大丈夫」と答えるに違いなく、もちろんその涙の原因をはっきりさせ、例えば相手に「もうやめてね」と伝え「はいやめます」で問題が解決すればそれが一番だけれど、そんな風に簡単にはいかないケースのほうがほとんどだと思われ、では私たちに出来ることは一体何なのかを考えるとそれはとても難しく、でも一つだけ確かなことは、何度クロスを上げても誰も決めてはくれずこの世界に自分ひとりぼっちのような気がして絶望している君は決してひとりなんかではないということ、クロスが決まらなくても終了間際のふんわりヘディングバックパスが仮にオウンゴールになっていたとしても私は無条件に君の味方だということ、そのことを言葉で、態度で、FLASHで、ブログのようなもので、伝え続けていくこと、それが大切なのではないかということだ。
君が絶望しているその狭いピッチは君の世界の全てなんかじゃない。その外側にはもっともっと広い世界が広がっていて、そこでは誰にだってきちんと居場所がある。こんな私にだってあるのだから。むしょ(略)で、ちんちんとか金玉とかが大好きな、くだらない大人の私にだって。
え、ないの?