指-21

いつまでたってもU-21中国戦の放送が始まらず、一体いつになったら始まるのだ、っていうか、いつになったら終わるのだ野球は、などといらだちながらテレビ東京内の特集ページにアクセスしてみても、そこには「野球中継延長の場合は終了後放送」とあるだけなので、しかたなく画面を下へスクロールしてみると、監督・選手紹介とあり、ひとりずつの顔写真が並んでいるのだった。それが、何か、ちょっと、変なのだ。

監督の反町、GKの西川などはまあ普通である。が、DFの一柳や伊野波、MFの谷口や中村の写真に、ちょっと違和感を感じるのは私だけだろうか。体の大きさに比べて、顔が小さすぎる気がする。下手な合成写真のような、顔だけ体より後ろにあるような。ほんのわずかだけれどバランスが狂っているのではないか。どうやって撮影したらこんなふうに写るのだろうか。

中でも家長は、なで肩気味な肩のラインとあいまって、明らかにおかしなシルエットである。

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じっと見ていると、それは顔というより、ユニフォームから巨大な人差し指が突き出ているように見えてくる。こんなふうに。

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ヘディングがハンド。

FC東京戦

ペットボトルを立てるイメージの強い加地さんだが、実は試合中はペットボトルを投げ捨てているという衝撃の事実。水はまだ頬袋の中に。

足が思いっきりラインから出ているが、加地さんのスローインが描くふんわり美しい放物線に副審も見とれ、気付かない。

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「ちょっと、ちょっとちょっと」と、息の合ったところを見せる加地さんと宮本。

今日は、特に後半は加地さんが攻め上がる回数が少なく、試合の残り時間もあとわずかとなり、古巣への「恩返し生ふんわりクロス」はおあずけか、とあきらめかけていたその時、FC東京陣内で加地さんが倒されてフリーキックのチャンスを得、直接ゴールを狙うには遠い位置だが、これを蹴るのはなんと、加地さんである。

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加地さんがこういう、ゴール前に放り込むフリーキックを蹴る場面を私は観たことがない。加地さんがどんなボールを蹴るのか、期待が高まる。やはり加地さんは、フリーキックもそうなのだろうか。笛が鳴る。右脚から放たれたそれは、果たして、そうだった。

ふんわりフリーキック。

加地さんの右脚に触れた瞬間、重さを失ったかのようにボールは高く高く舞い上がり、やがて選手が殺到するペナルティエリア内にスローモーションのように落ちてくる。しかしそのあまりの美しさに見とれてしまうからか、触れたら壊れてしまいそうな気がして躊躇するからか、それとも加地さんの魔法がかかり物理学的にあり得ない軌道を描いて落ちてくるからか、敵も味方も誰も触ることができず、それはぽとりとピッチに着地し、転々と逆サイドへ転がっていく。

これほど美しく感動的で、これほど癒しに満ちたフリーキックが、かつてあっただろうか。もはや芸術である。「新日曜美術館」で特集される日も近い。ところで芸術といえばこの人も負けてはいないのだった。

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またしてもヘアスタイルが芸術の秋の宮本。パンツはなぜかちょうちんブルマー。

コラボ商品

アミラーゼとプロテアーゼの活性を抑えた新機能がグルテンの分解を防ぎ、加地さんらしさを再現。右サイドのプロフェッショナルである加地さんにちなみ、プロ向け業務用サイズの2500gのみのラインナップ。ペットボトルではなくポリタンクに充填してお届けします。

商品写真商品詳細及び購入ページ

ひと口なめれば、憧れのあのクロスが、貴方にも。

※トレードマークが大阪の別のチームのそれなのは、加地さんなりの高度なギャグです。ご了承下さい。

マリノス戦

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山瀬の反転からのシュートによろこビックリしてオカマっぽいポーズになりながらそれをブロックしようとしたけど決められてしまった加地さんの肩にとまっているのはポッポロート(106歳)

怪我の痛みをこらえて出場し、ふんわりフィードで同点ゴールの起点となるなど健闘した加地さんだったが、残念ながら試合はそのまま引き分けで終わってしまった。脚を気にする場面もあり、怪我の悪化が心配である。

ところで試合終了後、サポーターに挨拶に行く加地さんが手に紙を持ち、それを熱心に見ている様子が映し出されたのだが、あの紙はいったい何だったのだろう。

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もしかして私が中村憲剛に送ったように、誰かが加地さん宛てに送った応援FAXを読んでいるのだろうか。でもそれならば試合前に読んだ方が気合いが入るだろうし、だから試合終了後に読んでいるということは、これは試合中に届いた、もっと別のFAXなのではないか。

追加のお買い物リスト。

朝たのまれて爪に書いてある物以外に、加地家に急に必要になった、例えば「コンソメ・香典袋・さつまいも」などと書かれたお買い物リスト。

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「香典袋ってコンビニに売っとったっけなあ…」と、少しめんどくさそうな加地さん。

印刷用データ

帰ってきてあわててテレビをつけると、元気にピッチを駆け回る彼の姿が目に入った。いや、彼じゃなく、彼女なのかもしれないけど。犬。

というわけで、録画しておいたインド戦はまだ観れていないのだが、中村憲剛がミドルシュートを決めたようで、わざわざインドまで似顔絵の応援FAXを送った甲斐があったというものだ。また送ろう。

ところで、似顔絵といえば、先日載せたサカダイをもとにした似顔絵が、Tシャツにしたい、ゲーフラにいいんじゃないかとコメント欄で好評で、でも先日載せたデータでは小さすぎて印刷に耐えないであろうから、誰でもアイロンプリントなどの方法でTシャツやゲーフラを作れるように、PDF形式とFlashPaper形式に変換したものを公開することにした。

Tシャツやゲーフラ以外にも、試合を録画したDVDのレーベルに印刷したり、年末に向けて、クリスマスカードや年賀状にもいいかもしれない。喪中の年賀欠礼にはおすすめしないけれど。

ダウンロードはこちらから(どちらの形式も内容は同じ)
PDF (1.32MB) | FlashPaper (472KB)

応援FAX

気が付けば今夜はインド戦で、でも加地さんは出ないしと、知人と飲みに行く約束をしてしまったので、中継は観られない私なのだった。コーラだけど。

しかし、深夜の宇宙語での会話やTV画面越しの目と目の会話で親交を深めつつある羽生や、期待のニューフェイス中村憲剛の活躍や顔は気になるところで、特に中村憲剛はスタメンもあり得るという報道もあり、もし出番があれば積極的にボールに絡んでチャンスを演出し、たくさんTVに映って私をもっと気にならせてほしい。

そんな私の思いを伝えるべく、インドの中村憲剛へ、応援FAXを送ることにした。うまく手もとに届けばいいのだが。

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届いた。

【みんなで中村選手に応援FAXを送ろう!】

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サカダイを描く

加地さんが怪我で試合に出ていないせいもあり、ここのところすっかり羽生にに洗脳され羽生の記事ばかりになっており、そんな私に加地さんのカレンダーや、インタビュー記事が載っているサカダイを買って、加地さん不足を補うべしとのアドバイスをコメント欄で頂き、とりあえずはサカダイを入手したのだった。

「娯楽の伝道」と題してガンバの特集が組まれており、加地さんはお友だちの遠藤と4ページに渡る爆笑対談。写真も満載で、こんな充実の内容で157円だなんて、お買い得である。ありがとう、古本屋。

読み終わり満足し、開けた窓から吹き込む風に気が付けば、秋なのである。食欲の秋。秋の味覚、それは焼きイモ。私の右手には、よく燃えそうな古雑誌。名案を思いついた。加地さんの写真満載のサカダイで焼きイモを焼いたら、ふんわり甘いそれに仕上がるのではないか。さっそく試そうとしたのだが、肝心のイモがないのだった。残念。

それで芸術の秋に路線変更することにし、サカダイにたくさん載っている写真の中から、特に気に入った一枚をイラストにしてみることにした。私の創作意欲を刺激したのは、おそらくこのサカダイを手にした全員が目を留めたであろう、とても素敵な写真で、それをイラストにしてみたのが、これだ。

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表紙の、宮本。ヘアースタイルが、芸術の秋。

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(おまけ) 仲良しコンビ

今日もまた

今日もまた、羽生が見ている。

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毎試合必ず1度か2度は、カメラ越しに私を見つめてくる羽生。今日の浦和戦でもやはりそうだった。羽生、あなたはその目でいったい私に何を伝えたいのか。見つめるだけではわからない。何か言いたいことがあるのなら、今夜また、話をしよウジャナイカ。

寝言

私の家の者は、私が加地さんに夢中になっていることは知っているが、最近は羽生が気になりつつあることや、アンテナを埋め込まれたことまではまだ知らないはずである。言っていないし、家の者はカジオログなど読んでいない。だから冗談や嘘でそんなことを言い出したはずはなく、それは紛れもない事実に違いないのだ。家の者は、言った。

 「昨日、なんか変な寝言言ってたよ」
 「え、なんて?」

聞き返す私に、驚くべき答えが返ってきた。

 「わかんない。なんか、宇宙語みたいだった」

どうやら私は寝ている間に、UFO、もしくは羽生と交信していたらしい。しかも自ら宇宙語をしゃべって。私の体が完全に羽生に乗っ取られてしまう日も、いや、もしかすると、私の体が完全に羽生そのものになってしまう日も近いのかもしれない。

そういえば朝起きた時、アンテナが起動していた。

※くりかえし

そういえば昨日のガーナ戦で気になったことをひとつ書き忘れていたのだが、それは試合前の国歌独唱で、ガーナ国歌を独唱したサムエル・ポップ・エニングさんがまだ歌っている途中なのに、ガーナサポーターやガーナ代表選手たちが歌が終わったかのような態度をみせ、それでもサムエル・ポップ・エニングさんは歌い続け、それを見て笑ってしまっている選手までいたことだ。

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あれはいったいなんだったんだろう。サポーターや選手の態度から、どうやらサムエル・ポップ・エニングさんが本当の国歌より長く歌ってしまったのであるらしいことは分かったが、では彼は国歌に続けて何を歌っていたのか。大昔に流行ったレインボーマンの替え歌みたいに、しりとり式に別の曲をつなげていたのか。それとも少し昔に流行った「ラストチャンス」でも歌っていたのか。いや、この人は多分そのサムエルじゃない。

それを確認すべくガーナ国歌の歌詞を追いつつVTRを見直してみる。最初に聞いたときは全然気が付かなかったが、歌詞は英語なのだった。そして私の疑問はあっさりと解けた。なんのことはない、最後のフレーズをもう一回繰り返して歌っていただけだったのだ。

でも確かに、これを「君が代」に例えるなら、「こけのむすまで」を2回繰り返して歌うようなもので、それはちょっと変だし、これを加地さんに例えるなら、ふんわりクロスを逆サイドまで上げてその落下地点に走りこんでもう一回自分で元のサイドへふんわりクロスを上げるようなもので、それはちょっと忙しそうだし、これを羽生に例えるなら、一瞬カメラ越しにこっちを見たなと思ったらもう一回振り返って今度は何かを送ってよこしたようなもので、それは、ちょっと、怖い。

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