怯(ひる)みやすい

私は余計なことをしでかしたのか。

以前、この「カジオログ」をパクった、いや違う、「カジオログ」にリスペクトして、な訳ないじゃないか、とにかくよく似た名前のブログを見つけたことを書いた

その時私は、その「カヂログ」の主、加地邦雄さんの「私の信条」について、語尾に長音記号「ー」が付いていることを面白がり指摘したのだった。

 諦めないー
 怯(ひる)まないー
 汚れないー

そうとは書かなかったが、当然これはふざけたり歌ったりしているつもりではないのであろうことは、私にも分かっていた。おそらく本当は全角ダッシュ「―」を入力したかったのだが、フォントの種類やサイズによっては「ー」と「―」は見分けづらいことが多く、それで「ー」を選択してしまっただけなのだろう。本当にふざけているのなら、長音記号の位置は少し違う。

 諦めなーい
 怯(ひる)まなーい
 汚れなーい

これは本格的にふざけているのに違いなーい。いや、私が今回書きたかったのはそんなことじゃなーい。

先日久しぶりに「カヂログ」を訪れた私は、凍りついた。うわ、もしかして俺、やっちゃった?

語尾がのびていない

これ、私のせいですか。カヂログの中の人が、あれを読んだのだろうか。アクセス解析とか、Googleの検索結果で見つけ、読んでしまったという可能性はないとは言えない。だとしたら余計なことしたなあ。だって語尾がのびてるのが面白かったんじゃん。あ、いや、決して面白がってるわけじゃなくて、っていうかでもよく考えたら、もしも私の指摘で「ー」を削除したのなら、それって信条に反してるんじゃないのか。

怯(ひる)んだ。

私なんかの、こんなブログだかなんだかよく分からないもので少し茶化されたからといって修正するなんて、怯(ひる)んだと言われても仕方がないぞ。ここはやはり堂々とのばしてほしい、語尾を。

とかなんとか偉そうに書いてしまったが、嘘ですごめんなさい、私、本当は加地邦雄さんの大ファンなんです、顔がタイプです、まあ私も男ですけど、だから許してください、お詫びに「カヂT」作ります、と思ったけどそんなことをしたら本当に怒られそうなので、やめておく。

私は怯(ひる)みやすいー

ブルガリア戦

普段加地さんばかりに注目している私も、最終メンバー入りが微妙な選手の頑張りに目を奪われずにはいられないブルガリア戦であった。

積極的にシュートを狙う阿部。

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加地さんのクロスに果敢に飛び込む巻と遠藤。

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彼らの奮闘に触発されたキャプテン宮本も、ヘディングシュートでゴールを狙う。

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かと思えばキーパーのいない無人のゴールに吸い込まれそうなボールを間一髪でクリア、ピンチを救う宮本。

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なんだか一人で忙しそうな宮本はさておき、加地さんである。久々に出したのではないだろうか、必殺の「クロスと見せかけてサイドチェンジ」。あまりに完璧な見せかけっぷりに敵も味方も主審さえも一瞬足が止まったし、解説の北澤も加地さんがミスしたのかと思い込み「あー」と残念そうな声を漏らしたが、ボールは見事逆サイドのサントスへ、サントスが放ったシュート性のボールは巻の同点ゴールを生んだのだった。他にも後半ロスタイムのブルガリア決勝点に結びつくファールで大惨事の起点になるなど、W杯本番を迎える準備は着々と整いつつある加地さんなのだった。

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(おまけ)少年少女のかわいらしい君が代に思わず頬が緩み、優しい目で微笑む小笠原。

KT06

連休明けにこんなものを公開すると、せっかくの連休にどこへも出かけず家に閉じこもって作っていたのか、暇だなあ、などと思われるかもしれないが、違うんだそうじゃないんだ信じてくれ、ってそんな必死に弁解することもないけれど、でも本当に、かなり前から、毎日空いた時間に少しずつ、こつこつ作っていたのだ。まあ、それはそれで暇だなあと言われたら全くそのとおりだし、っていうかそもそも私が暇人と思われようがそんなことはどうでもいいのだった。

加地さんのW杯での大活躍を祈念して。あ、大活躍っていうのは、ピンポイントクロスでゴールを量産、ジーコJAPANの決勝トーナメント進出に貢献、とかって意味の大活躍はもちろんだけれど、相手選手のドリブル突破を止めきれずぶち抜かれて失点、さらにその競り合いの途中でなぜかパンツが脱げてポロリの大惨事、世界中に別の意味で「KAJI」の名前をとどろかせる、とかって意味の大活躍も期待しつつ。

日本代表加地さん応援キャンペーン「加地T 加地樽 プレゼント 2006」

甲府戦

まさに電光石火、一瞬の出来事。黄、黄、赤。主審のあまりの早わざに、しばらくは何が起こったのか加地さん本人も理解できないようだった。一発レッドではなく、ファールとその直後の遅延行為に対するイエローを連続でもらっての退場。1枚目のファールの方はともかく、ボールを蹴り出しての遅延行為だなんて、ちょっと加地さんらしくないのではないか。

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レッドカードが提示された瞬間、なぜか腰に手を当て髪をかき上げるセクシーポーズでエロスをアピールする加地さん。

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ぺろりと舌を出し、反省の色無しの加地さん。それとも主審が手に握るホイッスルを見、ああ、一度でいいから吹いてみたいなあと、笛状のものに対し湧き上がる異常なまでの興味を抑えきれず思わず舌なめずりなのか。

キリンカップ、そしてW杯メンバー発表前のこの大事な時に、どうしちゃったんだ。加地さんのW杯メンバー入りはどう考えても確実なのだから、ナーバスになる必要もないだろう。それとももしかしてこれは、加地さんのジーコへの更なるアピールなのだろうか。俺にだって、主審のジャッジに不満があればキレてボールを蹴り出しちゃうくらいの熱い闘志があるんだぜ、と。

それとも、W杯のあと最初のJリーグなんてたるいよなあ、世界と戦ったあとじゃあモチベーションがねー、それに大活躍して帰国したらTVとか出まくりで忙しいし、しばらく休みたいよなあ、つーか今日も早く家帰って莉比斗と遊びたいな、そろそろ帰らないと寝ちゃうかなあ、あ、いいこと考えた。

などということはないと信じたいが、まあたまにはレッドなどもらうのも仕方あるまい。ただ、当然だけれど、W杯本番でそんな大惨事だけはかんべんしてほしいものである。

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クリムゾンのジャケットかと思いきや加地さん。

お前の夢なんて知ったことか、と言われそうだが、昨日見た夢になぜか佐藤寿人が出てきた。それはこんな内容だ。

佐藤寿人が、友人であるらしい女と雑談しているのを私は聞いている。話題は「住居」についてであるらしく、佐藤は、男たるもの一生のうちに家の一軒くらいは建てなければならない、という持論の持ち主で、「家なんか賃貸でいいっすよ」とか言っている友人がいるが、そんなふうだからあいつはダメなんだ、などと話している。私はただ、聞いている。

ふと、話題が途絶えた。一瞬の沈黙の後、佐藤はぽつりと漏らした。「俺、どうなんのかな」。女は聞き返す「何が?」。「ワールドカップ」。どうやら佐藤は、自分がW杯最終メンバーに入れるかどうか、不安であるらしかった。女は佐藤にどんな言葉をかけて励ますのだろうと思い聞いていると、女は気を遣うこともなく言い放ったのだった。「あー、当落線上だからねえ」。苦笑いの佐藤。

そんなところで目が覚めた。ちなみに女というのは、なぜか飯島愛なのだった。

佐藤寿人と飯島愛が友人同士なのか私は知らないし、佐藤寿人がそんなふうに不安な気持ちでいるのかどうかも、知らない。でも少なからず、あるのではないか。最後のアピールの場、今回のキリンカップで相当活躍しない限り(もしかしたら相当活躍しても)、最終メンバー選出は微妙だと、本人も自覚しているだろう。

ひるがえって加地さんである。キリンカップのメンバーにも順当に選出され、私たちにはもやは喜びも驚きも何もない。当然の選出。最終メンバーにも間違いなく入るだろう。いくら「驕らない」加地さんでも、もはや自分が選出されるかどうか、などという不安は抱いていないのではないか。加地さんはドイツのピッチに立つ。これはもはや既成事実と言ってよく、だから加地さんは今きっと、選ばれるか選ばれないか、ではなく既に、ドイツのピッチで何をするか、を考えているに違いない。

鋭いピンポイントクロスでゴールを量産するか。ふんわりクロスで世界中を癒すか。自分で自分の金玉を蹴って担架で退場して涙を誘うか。自分で自分の金玉をヘディングしようとして前転しちゃって笑いを誘うか。君が代をフルートで吹いちゃうか。加地さんが何を企んでいるのか、私たちはまだ知らない。

ちなみに駒野さんが家なんか賃貸でいいと思っているのかも、私は知らない。

新潟戦

加地さん率いる大阪は新潟と対戦。ACLから中3日のスケジュールでコンディションが心配されたものの、結果は74−64で大阪勝利、初代王者に輝いた、ってなんかおかしいな、だってさっきまで観てたNHKの中継では0-1で負けたような気がしたし、いくらなんでも74点は取りすぎじゃないか、っていうか王者ってなんだよと思ったらこれはバスケットの結果だった。同じ日にサッカーとバスケで大阪と新潟の試合があったのだ。

新潟はバスケもアルビレックスなのだな。いわゆる総合スポーツクラブというやつか。一方バスケの大阪はガンバとは関係がなく、その名を「大阪エヴェッサ」というらしい。エヴェッサ。何か、嫌な予感がする。まさか、いくらなんでも、そんなことはないよなあ、とオフィシャルサイトで確認してみると、ああ、やっぱりそうなのか。

エヴェッサ=えべっさん。

大阪である。

それはさておき加地さんはといえば、やはり中国へ行ったり加地ちゃんのおむつを換えたり東京から川崎まで走りながら笛状のものを吹いたりのハードなスケジュールがたたってか運動量も少なく見え、しかしそんな中でも前半と後半に1本ずつ、ゴール前をふんわりと横断して無人のスペースにぽとりと落とすクロスを放って見せ、間近に迫ったW杯メンバー発表に向けて猛アピール。その美しい放物線とピンポイントの精度は、代表監督のジーコはもちろん、もっと別なチームの監督の目にも留まったかもしれない。

加地さん、大阪エヴェッサに電撃移籍。

右脚から放たれる3ポイントふんわりシュートでゴールを量産だ。

自供

日テレのサッカー番組、「サッカーアース」で加地さんのインタビューが放送されるというので、観た。その中で、持久力はジーコJAPANで一番だという加地さんの運動量についてのデータとして、1試合中での総移動距離が示された。

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すごいな、加地さん、1試合のうちに12キロ弱も走っているのか。まさに無駄走り、って違うぞ、別に直接ゴールに繋がらないからといってそれが無駄なわけではないのだ。だったらマラソン選手はどうなる。42.195キロ、無駄走り。あ、いや、違った、マラソン選手は最後に「ゴール」するもんな。

まあそれはともかく、つまり90分で12キロである。すごい。すごいんだけど、うーん、でも、そうか、12キロか。東京駅からだとせいぜい大森どまりだな。いや、別になんでもない。ひとりごとだ。

加地さんへのインタビューは、時間も短く、特に目新しい発言もなかったのだが、最後に加地さんは驚くべき言葉を口にしたのだった。

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「人が嫌がるような事を気持ちよくやる」

人のフルートをこっそり拝借して吹き、恍惚となる。

違うよね、加地さん、違うと言ってくれ。

推理的中

ね、ね、ね、ね、でしょでしょでしょ、ほらやっぱりそうだよこれ絶対言ったとおりだよ。

 山形由美さんのフルート発見か・JR川崎駅のロッカー

2本で1200万円のフルートが無事に戻ってきたとのことだが、注目すべきは記事中の「山形さんがJR東京駅で保管した約2時間後、JR川崎駅の鍵のかかっていないコインロッカーにフルートの入ったバッグがあるのを利用客が発見」との記述で、つまり犯人は盗んでから2時間足らずでそれを手放したということである。犯人の目的はやはり1200万円ではなかったのだ。

甘酸っぱい思い出作り。

震える手でフルートを組み立て、そっと、吹いたんだろうなあ、憧れの由美タンのフルートを。その音色は犯人の耳にさぞ美しく響いただろう。犯人にはいい思い出ができ、無事にフルートも戻り、これにて一件落着である。

そんな騒動の最中、我らが加地さんは中国でほろ苦い思い出を作ってきたのだった。ACL、ガンバは予選を勝ち抜けられるだろうか。なんとか勝ち抜きアジアチャンピオンとなり、敗戦の屈辱さえもよい思い出にかえてもらいたいものである。

盗難

加地さんと全く関係ないのだが。

 山形由美さんのフルート盗まれる 東京駅コインロッカー

2本で1200万円か、やっぱり高いな、フルート奏者が使うフルートは、というあたりまえの感想はもちろんだが、このニュースで思い出されるのはこんな甘酸っぱい思い出ではないだろうか。

放課後、好きな女の子の縦笛を、こっそり吹く。

あ、いや、思い出とか書くと誤解されそうだが、私は別にそんなことをしたことがあるわけではない。ないと思う。夕日の教室、誰もいないことを確認し、小さく吹いたはずの笛の音は無人の教室に思いがけず大きな音で響き、驚き慌ててそれを机の中に戻し、走って逃げた僕の心臓はいつまでもどきどきしていて、そんなあの子も今では二児の母と噂で聞いたよ。とかそんなことは、ない。ないと思う。

このフルートを盗んだ犯人は実は、それが1200万円の価値があるから盗んだのではなく、ただ単に、由美タンのフルートをちょっと吹いてみたかっただけだった、という可能性はないだろうか。あの日の僕と同じように。ってだから私はやってない。ないと思う。

盗難で思い出すのは数日前に報道された、加地さんの元お友だちの茂庭の盗難車が、変わり果てた姿で帰ってきたというニュースだ。ナンバープレートだけって、変わり果てすぎじゃないのか。写真に「喜びを表現する茂庭」とコメントがあるが、嬉しいだろうか、ナンバープレートだけ帰ってきて。どうせ変わり果てるなら、他にもっと帰ってきて欲しいものがあるんじゃないのか。

シートに着せてたTシャツ。

運転席と助手席におそろいで着せてたTシャツ。って今どきいるのか、シートにTシャツを着せてる人なんて。

それにしても茂庭はいろいろと話題を提供してくれ、このブログのようなものでも過去に何度か取り上げさせてもらったが、そういえばあの借金は完済したのだろうか。確かこのとき、2着で9万円のTシャツも買ったのではなかったか。

シートに着せてた、2着で9万円のTシャツ。

やっぱり高いな、Jリーガーがシートに着せるTシャツは。

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