命名

何日もずっと「金玉」を引っ張り続けるのはいいかげんいくらなんでもやりすぎだという自覚はあり、だって痛いし、引っ張ったら。

とにかく今日こそ金玉以外の話題を書かなければと思ったが、幸い今日はJの開催日であり、しかも加地さんの前所属チームFC東京との対戦、これは楽しみだ、この試合について書いて金玉とはおさらばだ、と思っていたら何とこの試合、CSでしか放送されない。我が家では相変らずCSを観ることが出来ないので、結局今日も金玉について書かざるをえないのだった。

がっかりしつつスポーツ紙のサイトなどをチェックしていると、見出しに加地さんの名前を見つけた。いや、加地ちゃんの名前を。

 G大阪加地、長男命名「莉比斗」独語で光

加地ちゃんの名前は、莉比斗(りひと)と命名されたのだった。ドイツ語で光を意味する「licht(リヒト)」から採ったということだが、そうか、莉比斗か。私のような昭和生まれの人間は、こういう「外国語に当て字」みたいな名前にはちょっと抵抗を感じないわけでもないが、まあ、ね、最近は「童夢」とか「夢露」とかいるしね、サッカー界にも「闘莉王」とかいるし。あ、これは違うか。

劇団莉比斗。

いや、ちょっと思いついただけだ。まあとにかく、加地ちゃんの健やかな成長を願いたい。

見出し

何日もずっと「金玉」を出しっぱなしだと風邪をひくし、っていうか出しっぱなしで外出するのはちょっとまずいのではないか。サッカー少年に囲まれて、わーわー蹴られまくるかもしれない。痛いよ。あ、いや、大事な金色のドイツW杯公式球がね、汚れちゃったりしたら、あれだし、っていう意味だけど。

とにかく今日こそ金玉以外の話題を書いて、早く加地さんと金玉とを切り離さなければならない。外科的に。いや、つまりそれくらい徹底的に、ってことなんだけど、しかしこれといって加地さんに関する話題もなく、では何かサッカー関係の面白いニュースでもないものかと日刊スポーツの記事一覧を見ていると、ちょっと気になる見出しが目に入ったのだった。

 千葉がマツケンを獲得 [20日18:40]

もちろん私もそれほどばかではないから、ジェフ千葉が中学時代GKをしていたという松平健を獲得したわけではないのだろうと想像はつき、たぶん「松下健治」とかそんな名前の選手を獲得し、それを日刊スポーツが勝手にマツケンと呼び、「千葉が強力助っ人“マツケン”を獲得した。サンバステップ仕込みのドリブルで相手を翻ろう、ゴール後のパフォーマンスはマツケンサンバで腰を振る!」とか新戦力加入を面白おかしく伝える記事なのだろうと期待し、本文を読むべく見出しをクリックして驚いた。

 千葉は20日、JFLのジェフ・クラブからMF松本憲(18)を獲得したと発表した。
 [2006年4月20日18時40分]

え、それだけ?マツケンはどこへ行った。いや、松本憲選手が「マツケン」なのは分かったが、見出しの「つかみ」のわりに、記事がちょっとあっさりしすぎではないのか。例えば、将来海外移籍した加地さんが、欧州最優秀選手に輝いたとする。それを伝える記事の見出しと本文がこんな風だったらどうだろう。

 「加地が“金玉”つかんだ」
 加地が28日、バロンドールを受賞した。
 [2008年11月29日06時40分]

金玉はどこへ行った。バロンドール=金玉と知らない人が読んだら、大きな賞の授賞式で緊張した加地さんが、矢部太郎みたいになっちゃったと思うのではないか。加地さんに変なイメージがついてしまう。そんなことがないように、新聞社の方には気をつけて欲しい。

全開

何日もずっと「金玉」の記事が最新記事として表示されっぱなしというのは、たとえそれが「金色のドイツW杯公式球」を意味しているとはいえ、仮にも加地さんの名前を冠したブログのようなものとしては適切ではないように思え、そのせいで加地さんの顔面に金玉がついて、いや、加地さんに金玉のイメージがついてしまった可能性もあり、だから早急に加地さんの金玉を拭く、いや、金玉のイメージを払拭すべく、加地さんにふさわしい、もっとさわやかな記事をどんどん書き、金玉を過去へと押し流さねば思っていたところへ、このニュースだ。

金玉の実物がお披露目され、私はまた金玉について、しかたがないが書かざるをえないのだった。金玉の写真を見て、私は思わずえーっと言ってしまったのだ。

でかすぎないか。たぶんそれ、ズボンに、いや、ゴールに入らないと思うんだけど、ってああ、後ろのでかいのは違うのか。それにしてもえーっである。全然金ピカじゃない。まあ、あんまりピカピカだとまぶしいものな。

ちょっとがっかりしつつ、金玉の話題はこれで終了である。「金」とか「玉」とか書くのは、金輪際やめにする。あ、いや、こんりんざい。

話題を変えよう。と思ったがめぼしい話題もなく、前節のマリノス戦について書くのも今さらだし、どうせ今さらなら、その試合前の宮本のインタビュー記事について書こう。記事の内容ではなく、注目すべきは宮本の写真である。

ボタン全開。胸元のディフェンスががら空き。これぞエロス。宮本にとってボタンとは、留めるためではなく開けるために存在する。もしかしたら深海魚の目が退化するごとく、宮本の洋服のボタンホールはふさがりつつあるのではないか。

加地さんも、宮本をお手本に少しエロスを練習してみてはどうだろう。手始めに、ボタンを全開にする。加地さんはボタン付きのシャツを着ていることが多いようなので、手っ取り早く試せるのではないか。ただしもちろん間違いには気をつけてほしい。

社会の窓を全開。

見えちゃうぞ、きんたまが。

12日は本当はこのニュースについて書くつもりでいたのだが、そこへ飛び込んできた加地ちゃん誕生のニュース、コメント欄にはたくさんの祝福メッセージが寄せられ、なんだか幸せなあったかいムードが漂う中、そこへわざわざ今さら書かなくてもいいような気もするが、でもやっぱりどうしても気になったので、書いておく。12日の朝、見つけたニュース。

決勝は金色ボールを使用 W杯ドイツ大会

もう、いいか、これ以上書かなくても。このニュースを読んだ日本語を理解する人間なら、ほぼ全員、同じことを考えたのではないか。全員が同じことを考えたのなら、それをわざわざ私がここにもう一度書き記す必要はない。ない、ないのだけれど、念のため、とかわけのわからない言い訳をしつつ、やっぱり書かずにはいられない私なのだった。

金玉。

あ、いや、だからこれは「金色のドイツW杯公式球」の略である。略のはずなのに「球」が「玉」に変わっているけれど、とにかく、そうか、決勝は、金玉か。

男たちが、金玉を蹴り合う。

いやだから金色の公式球を。痛いよ。いやだから金色の+チームガイストをね。そう聞くと、じゃあ加地さんにもその栄誉を味わって欲しいと思うのは自然なことで、ジーコJAPANには何が何でも決勝へ進出して欲しい。だって観たいじゃないか。ふんわりと舞い上がり、まばゆいばかりの照明を浴びてドイツの夜空できらきらひかる、加地さんの金玉。他にも色々、観たくはないか。

スローインの前に雨で濡れた金玉をジャージの裾でゴシゴシする加地さん。
右サイドで中田に金玉を要求される加地さん。
加地さんの金玉がポストを直撃。
相手選手の金玉が加地さんの顔面を直撃。
金玉に金玉が直撃して苦しむ加地さん。
相手フリーキックで金玉を守る小野。
金玉の存在を確認しているかのような手つきの久保。
そしてそんなもの気にしないぜというそぶりで、なんなら当ててみろ、俺の金玉はお前のヘナチョコフリーキックなんかはじき返してやるぜとばかりに直立する、男らしい小笠原。

金玉。それは男の公式球。

加地ちゃん

あ、やべえ、今日ナビスコじゃん、中継あるじゃん、と気がついたのはすでに前半を終了しようかというところで、後半だけでも観るかと思ったものの、だめなんだよ今週は、8時から寅さんだから

というわけで加地さんより寅さんを選んだ私。加地さんを選ばなくてごめんな。寅さん終了後、ガンバのオフィシャルサイトで試合速報をチェック、ページの下から時系列順に「加地」の文字を検索していく(試合結果は二の次で、加地さんがクロスやシュートを打ったのかだけわかればいいのだ)。すると後半開始早々、信じられないことが起こっていたのだった。

右サイド、加地の中への切り込みに、相手DFがペナルティエリア内でファウル。PKを得たガンバ。

これってつまり、加地さんがPKをゲットしたってことか。対峙した相手DFに、ボールを持って勝負をしかけたのだな。いつもならあっさりとバックバスしちゃうところだが、加地さん、どうしちゃったんだ。何かあったのか。そしてそのPKがどうなったのか、直後の説明には、驚くべき事実が書かれていたのだった。

PK職人、遠藤が落ち着いて、ゴール右下へ決める。試合前、今日生まれた加地の第一子を祝うゆりかごダンスを披露するガンバイレブン。

えっ、えっ、えっ、そうなの?マジでマジでマジで?

なんでキッカー加地さんじゃないの?

違う違う、驚くところが違う。そうじゃない、私は全然知らなかったし、どこのニュースにもまだ出ていないのではないか。2006年4月12日、加地ちゃん誕生。そうか、それで今日の加地さんは積極的だったのか。なにしろパパだものな。

男の子か女の子かとか、名前は、とか色々気になるが、とにかく加地さん、おめでとう。第一子誕生の年のW杯で大活躍なんて、なんて素敵なんだ。ますますW杯が楽しみである。子どもがあまりにもかわいくて一日も離れたくないからドイツ行きたくないからパパは代表辞退します、なんて大惨事はかんべんしてほしいけど。

■追記
加地ちゃんと、加地ちゃんをあやす、子煩悩な加地さん。

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やべっちF.C.

やべっちF.C.の「ジーコJAPANサイド攻撃のキーマンをチェック」という特集で、堀池による独占インタビューを中心に、大々的に加地さんを取り上げていたのだった。

冒頭、堀池の「ジーコに求められているものは?」との質問に「クロスの精度でしょうね」と答え、「そのクロスの精度は向上してる?」と聞かれた加地さんは、苦笑いを浮かべつつちょっと考え込んだ後、こう言ったのだった。

あいかわらず謙虚である。でももちろん「ええ、もう針に糸を通すくらいの精度っすよ、ずばずばずばずば、ワールドクラスっていうの?あはは」などと答えたら加地さんらしくないし、っていうかそれ、嘘だし。

さらに、「以前はボールにFWが合わせて欲しいっていう感じだった」と告白し、それってつまり「適当」ってことか。いくらなんでも適当はないだろう。でも今は「人に合わせるようになった」と言う。そうか、よかった。もちろんその「人」は味方FWだけとは限らず、相手DFやGK、時にはゴールの横でカメラを構えてる人だったりするけれど。

2003年に加地さんにインタビューした映像も流され、そこでは代表に対する思いをこんな風に語っている。

ジーコJAPAN不動の右サイドに定着した今、まさか当時と同じ気持ちではないだろうが、もし今もそうだとしたら困ったことになる。ピッチの右サイドにひとり、裸の人が立っている。お願いだ、着てくれ、せめて下だけでも。

そして今、代表への思いをこう語る。

どこまでも謙虚だ。今日も背景に溶け込む黒のシャツで、まるで黒子のように目立たない加地さん。さらに続けて言う。

恋人か。お前がいる毎日があたり前すぎて、わがままばっかり言って困らせて、でもお前がいなくなった今、やっとわかったんだ、俺にはお前が必要だってこと、でも気付くのが遅すぎたね、届かないアイラブユー。って安っぽいラブソングなのか。いや、加地さんのこの言葉はもしかすると、W杯本番に向けた、なにか重大な予言のようなものなのかもしれない。

一発レッドで退場。

それだけはやめてくれ、加地さんがいないなんてアイミスユー。

加地オログ

あれ、俺、いつの間にこんな配色に変えたっけなあ、レイアウトも変わってる気がするし、なんかアバターがすげーリアルになってる、全然似てないけど、っていうかよく見たらこれ、カジオログじゃない

「カヂログ」。パクられた。って嘘ですごめんなさい私がパクりました、っていうのも嘘だけど、とにかくこれはまた別の「加地さん」の、本人によるブログであるらしいのだった。福岡県議会議員の、加地邦雄さんだ。あいかわらず各方面で大活躍の加地一族である。

せっかくなので「カヂログ」を拝見させていただくと、いきなりアバターの、え、ああ、アバターじゃなくて写真か、とにかくその下に書かれた「私の信条」に、私は驚愕させられたのだった。

 諦めないー
 怯(ひる)まないー
 汚れないー

賢明な加地さんサポーターなら、あ、念のため断っておくと、この「加地さん」はサッカー選手の加地さんのことだけど、ならば、気がついたのではないか。

語尾が、のびている。

語尾がー、のびているー、って、歌か。それともふざけているのか。信条とか言っているが、語尾がのびた信条など、誰が信用するものか。

いや、違う。私が気付かねばならないのはそんなことではなかった。「怯(ひる)まない」。見覚えのある言葉である。加地さんがいつか何かに書いたメッセージ、「怯まず 驕らず 溌剌と」。加地一族は、怯まないのだ。しかも、フレーズを3つ並べる、という手法も似ている。加地一族は怯まず3つ並べる。でも私にとって何より大きな発見だったのはもっと別のことだ。

「怯まず」は「ひるまず」と読む。

そうかー、そうだったのかー、ずっと謎だったんだよー。残るは「驕らず」と「溌剌と」が何と読むのかだが、それはきっとまた別の「加地さん」が明らかにしてくれるに違いない。

ところで読みと言えば、賢明な加地さんサポーターじゃなくても、あ、念のため断っておくとこの「加地さん」は、いやもういいか、じゃなくても、誰もが気になっているだろう。

加地は、「カヂ」なのか?

カヂログ。写真みたいなアバターの上にも、(かぢくにお)と書いてある。まあ本人がそう言うんだからそうなんだろうけれど、じゃあ加地さんも、あ、ってもう断らないけど、加地さんも本当は「かぢあきら」なんだろうか。そうならこのブログのようなものも「カヂオログ」に改める必要があるかもしれないが、どうなんだろう。

CM

しばらく更新をサボっている間に、大ニュースが発表されていたのだった。

「ベガルタバナナ」販売開始のお知らせ
パープルサンガバナナ新発売のお知らせ

来てる、来てるぞ、サッカー界にバナナの波が。私が散々バナナネタをひっぱってきたのは間違いではなかったのだ。この調子なら「ガンババナナ」の発売も近いのではないか。いっそのこと「加地バナナ」も発売してみはどうだろう。加地さんがバナナをひとかじり、「僕のスタミナの素、加地バナナ!」なんてCMで。

とかなんとか言っていたら、加地さんのCM出演が本当に決まった。残念ながら「加地バナナ」のそれではなかったが、パナソニックのカーナビの、あの宮本と大黒が出演しているCMの続編だ。記事からはその内容まではわからず、『加地の役は、大黒のような特異なキャラクターではなく「ごく自然な感じ」という』とのことだが、どんな仕上がりなのか、宮本&大黒バージョンをもとに予想してみる。

ホワイトボードの前に立つ加地さんと宮本。

加地さん「まずバックはツネさんです」

宮本「右サイドは駒野で決まりです」

加地さん「そうそうそうそう、右サイドはね、ドリブル突破と必殺の金属バット、いや金属バットちゃうがなクロスやがな、必殺のクロスが武器の駒野さんで決まりね。駒野さんの何がいいって、顔がいい。怖い。あの怖い顔でロベカルでも足軽でもちんちんに…って、おい。ちゃうがなちゃうがな、目の前におるでしょう、ジーコJAPAN不動の右サイドが。もう、かなわんなあ、っていうか長々とノリツッコミしてもうたけど、これじゃあ商品の宣伝になっとらんがな。もうええわ、ほなら僕がちゃんと宣伝しときますわ。栄養満点、僕のスタミナの素、甘くてぶっとい『加地バナナ』、うーん、ヘルシー!…えーと、満男も食べてる!…ツネさん、ちょっとツネさん。つっこんでえな。こっちが一生懸命ボケとんのやからニコニコしてないでつっこまんと。もう、微笑むツネ様にバナナをツネられたいわ、言うとる場合か。いやしかしほんまにね、頑張っていかないといけ

声「パナソニック」

エクアドル戦 〜バナナを巡る攻防〜

ぼんやりしていたらもう今日はJリーグの試合があるのか。その前にエクアドル戦について書いておかねばなるまい。

エクアドル戦をTVで観戦するにあたって私が気をつけていたことは、相手がエクアドルだからといって、もうバナナとかバナナボートとかそんなことを考えるのはよして、真剣に加地さんのプレイに集中しよう、ということだった。ところがジーコJAPANの面々は、試合中、いつも以上にバナナを意識しているようだった。

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自陣のゴールは当然だが、自分のバナナも守らなければならない。しかし確かに小野はバナナを守っているように見えるものの、久保は守っているというより、それがそこに存在するかを確認しているかのような手つきだ。そしてそんなもの気にしないぜというそぶりで、なんなら当ててみろ、俺のバナナはお前のヘナチョコフリーキックなんかはじき返してやるぜとばかりに直立する、男らしい小笠原。

我らが加地さんはどうか。

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完全防備。

エクアドル戦予想

加地さんのバナナボートがどうとか、そんなばかなことをまた何日も書いてしまった。反省だ。加地さんの名を冠している以上、女性やお子様にも安心してお楽しみいただけるブログのようなものを目指さなければならないのだった。でも子どもって、好きだよなあ、ちんちんとか言うの。

と、反省しているんだかいないんだか分からないうちに気がつけば明日はもうエクアドル戦である。今回はエクアドル戦での加地さんのプレイを、私なりに予想してみようと思う。

高校生との練習試合でもそこから1点決め、先日のACLダナン戦でも再三狙っていた相手DFの裏への飛び出し。明日の試合でもそんなシーンが何度かあるかもしれないが、よほどのことがない限り、加地さんはシュートを打たないだろう。明日は、ひたすら、クロス。W杯本戦での代表入りが微妙なFW陣になんとか点を取らせ、ジーコへのいいアピールができるようにと、W杯全戦スタメンフル出場を確実なものとしている心優しい加地さんは、黒子に徹する。本当に完璧な黒子となりいっさいTVには映らず、あれ、今日加地さん出てたっけ?となる可能性も否定できないが。

はるばるそれを観にやって来たエクアドルの選手には申し訳ないが、クロスはふんわりクロスではなく、速くて低いクロスが中心。W杯グループリーグ対戦国もビデオを観るだろうこの試合では、ふんわりクロスはまだ秘密にしておく必要がある。まあ別に今あきらかにしたところで、たとえブラジルのDFでも、ふんわりクロス対策を講じることなど出来ないだろうけれど。ただ、見る。相手DFも味方FWも、ふんわりクロスに対して出来ることは、それだけなのだから。

試合終了のホイッスルと同時に、エクアドルの選手が加地さんに殺到。俺とユニフォームを交換しろ、いや俺だ、じゃあ俺はスパイクだ、ストッキングだシンガードだパンツだと、あっという間に身ぐるみはがされ、あ、また出ちゃったよ、バナナボート。

風邪ひくなよ、加地さん。

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