加地さんを下げて宮本を入れたとたんに2失点して逆転負けってどうなんだその采配は、西野監督。やっぱり怒ったんじゃないかなあ、全北現代の選手たち、おい加地さん下げるってどういうことだよ、加地さんと同じピッチに立つのを楽しみにしてたのに、ユニフォームだって交換したかったのにさあ、それにお客さん帰っちゃうじゃんか、もう加地さん観れないから帰ろうかーっつって、くっそー西野ムカつく、うりゃ!(同点ゴール)、うりゃ!(逆転ゴール)、とかなんとか。
ところで試合開始前、今日加地さん韓国でサッカーだからさあ、と言った私に、家の者は思いがけない質問をしてきたのだった。
「韓国?営業?」
いや、まあお金を取ってお客さんにサッカーを見せるという意味では営業というか興行という側面はもちろんあるのだけれど、でも「営業」と言ってしまうとなんだかデパートの屋上で歌をうたってCDを手売りする演歌歌手をイメージしてしまうではないか。もしくは地方のイベントに呼ばれた若手お笑い芸人とか。韓国の地方都市のイベント会場のショボいステージで漫談を披露する、自称吉本系の加地さん。ウケるだろうか。ウケないだろうな。なにしろ言葉が通じない。
とにかく試合としても営業としても、加地さんを途中で下げちゃだめだってことだ。フル出場フル営業。いまや加地さんにはそれが求められているのだし、それをこなしていくだけのスタミナもネタの引き出しも、加地さんは十分に蓄えているはずなのだから。