また別のブルー

まったく、どういうわけだか、おれは憂鬱なんだ、いやになる、おかげできみたちだっていやだろう。ん?あ、そっか、おれひとりか。こんな気分だと、やっぱり、酒もうまくないんだなあ、っていうか、飲んだら少しは気分も晴れるかと思ったけど、飲むほど逆に沈むようで、うまく酔っ払うこともできやしない。この憂鬱の原因は、分かってんだ、たぶん昨日の、あれだよな。でもさあ、あれはしょうがないよ、だってあっちが先に手出したんだし。あーダメだ、思い出しちゃった、血とかいっぱい出てたの。あーあ、こんなことなら百姓にでも生まれりゃよかったな、マジで。額に汗して、野菜とか育ててさあ。それこそが労働だよな、偉いよな、百姓。それにひきかえおれはどうなのよ。いい年して浪人だぜよ。だぜよって偉そうに言うことじゃないか。これからどうすっかな。ああ、まったく、憂鬱だ。

サムライ・ブルー。

それはさておき、また別のブルーを身にまとった加地さんの姿が初お目見えだ。見慣れない、ということを差し引いても、どうなんでしょう、似合ってるんでしょうか。播戸やマグノアウベスが妙に似合っているのに比べるとあんまり、という気がするが、でも隣の明神よりは似合うかな。今年はサムライ・ブルーとガンバ・ブルーをとっかえひっかえ大忙しの加地さんに、ブルーになってる暇などない。

修行

純白のカジデ像、かと思ったら白いジャケットが良く似合う加地さんだった。

加地G大阪初見参、関西で原点回帰

髪も少し伸びた。

この記事、大阪の日刊スポーツだからだろうけれど、「やっと関西に帰ってこれた」という内容の書き方で、でもだからといってFC東京での4年間は「修行のつもりで」などと書かれると、FC東京のサポーターにしてみれば、なんだよ俺たちとのあの日々は修行だったのかよ、ただただつらい毎日だったのかよと、複雑な気分になるに違いなく、例えば4年間付き合って別れた彼女が別の男と結婚することになり、最後にひと言「あなたとの日々は修行だったの」などと言われたらどうだ。悲しいぞ。

悲しいけれど、でも女なんてそんなもんだよな。昨日までの笑顔が嘘のように、いや、実際嘘だったのか、去って行っちゃうんだよ、どんどん、みんな俺のもとから、って俺のもとになんか最初からいないか。細田阿也結婚

なんだよまじかよ、まだ大学卒業したばっかりじゃなかったのか、早すぎるよ、相手は誰だよちくしょう、ジュビロ広報の松森亮だと?え、亮。加地さんと同じ名前だ。いいなあ、亮。俺も亮がよかったよ、母さん。

まあそれはさておき加地さんのほうの亮だ。FC東京時代の修行とは、もしかすると本当に修行だったのではないか。

スパイクに2kgの鉛が入っていた。

過酷な修行だがちょっと漫画的でもあり、その意味では「しゅぎょう」と呼ぶべきかもしれないが、もし本当にそうならふんわりクロスしか上げられないのも仕方なかったのかもしれない。なにしろ2kgだ。でも加地さん、そのスパイク、代表の試合では脱ぐべきではなかったのか。何のためのしゅぎょうだかわからないじゃないか。

でもとにかく4年間の過酷なしゅぎょうを終え、鉛スパイクを脱いで関西へ戻った加地さん。今シーズンはJで代表で、その成果を存分に見せつけてくれるのだろう。楽しみだ。

加地像

「加地蔵さん」って。さすが大阪人は駄洒落がうまい。うまいのか。わからないが、商売上手だ。商売上手なのか。わからない。

でもどうなんだろう、地蔵といえば道端に立ってる、石のあれのことであるが、加地さんは別にピッチ端につっ立ってるわけじゃない。ちゃんと走ってる。というかそういえば、大阪は知らないが、東京では道端に地蔵をみかけることなどほとんどない気がする。私が幼少期を過ごした地方の小さな町の中には、道端にぽつんと立ったお地蔵さんはいくつかあった。だから昔話の「傘地蔵」はリアルに情景を想像しつつ聞いたものだが、だから東京の子どもたちは地蔵など知らないのではないか。お母さん、お地蔵さんってなに?と聞くので、道端に立ってる仏さまよ、手を合わせればいいことがあるのよ、と説明すれば、ある日子どもが商店街の店先で手を合わせている。それはカーネル・サンダースだ。

そうではなくて、灰色の石で出来ていて、赤い布着れをかけている、あれが地蔵だ。確かにちょっと加地さんにイメージ的には似合っている気もしなくもないが、いくらなんでも地味すぎで、どっちかと言えば地蔵が似合うのは小笠原とかじゃないだろうか。加地さんを祀りたいのなら、もっときれいな、例えば白いスーツを着て立ってるのが似合うんじゃないか、ってそれはカーネル・サンダースでそうじゃなく、白い石で加地さんの像を作るのはどうだろう。

カジデ像。

ダビデ像の駄洒落のつもりだったが、私は大阪人ではないので駄洒落が下手なのだった。でも、いいんじゃないか、カジデ像。加地さん本人をシリコンで型取りした、純白の裸像。駒野さんのそれに負けない、立派なバット付き。たわしで磨くとご利益が。子宝とか。いかがですか、G大阪・佐野社長。本人は嫌がると思うけど。

でんせつ(1)

加地さんが本当にCMに出演したとしても、残念ながらJリーガーによるお酒のCM一番乗りにはならない「こどもびいる」。なぜならそれはビールではなく、つまりお酒ではないからだ。「びいる」という表記にはだから、それをかわいらしく見せる意図はもちろんありつつも、それ以前にビールではないものを「ビール」と表記できないという事情があるのだろう。ビールのようだけどビールじゃないよ、あくまでびいるだよ、ビールみたいに酔っ払わないよ、と。ならば加地さんのあれもこう表記すべきなのだろうか。

「こどもくろす」

クロスのようだけどクロスじゃないよ、あくまでくろすだよ、クロスみたいにゴールできないよ。いや、そんなはずはない。加地さんのふんわりクロスは確かに一般的なクロスとは違うように見えるかもしれないけれど、クロスもエロスと同じで受け取り方は人それぞれなのであり、だからある種のFWにとっては加地さんのそれもまた絶好のクロスなわけで、どこかにいませんかね、そんなFWは。

続き…

でんせつ(2)

それにしても今さらながら気がつくのは、ひらがなで表記することで生まれる脱力感というか幼稚さについてだ。例えば小学生の頃、誰しもがそんな場所を親友たちと共有し、こんな名前で呼んでいたのではないか。

「ひみつきち」

もしもそこが本当に「秘密」の「基地」なのだとしたら、この緊張感のなさはまずいんじゃないか。でも逆にひらがなの方がしっくりすると感じるのは、ひみつきちもこどもびいるも、それが子どものいわゆる「ごっこ遊び」だからで、公園の物置小屋の裏を基地に見たてて遊び、あわ立つジュースをビールに見たててぷはーとか言う、言葉は悪いが「子ども騙しな感じ」をひらがなが表現してくれるからではないだろうか。では私がYahoo!ショッピングで見つけたこの商品はどうなんだろう。

日本代表 イラク戦17秒のでんせつ

どうやらこれは、いわゆる「ドーハの悲劇」のあの試合、アメリカW杯アジア予選最終戦、対イラク戦を収録したDVDで、そのタイトルはロスタイム17秒に決まってしまった同点ゴールからとられているようだが、それにしたって「でんせつ」はないだろう。あれはごっこ遊びだったのか。ごっこ遊びに俺は涙したのか。えーいショートコーナーだー、わー待てー、フェイント、こどもくろす!わーやべー、おりゃ、どーん!ゴール!わーい、えーまじかよー、あはは、とかなんとか遊んでたのかよ。俺の涙を返せと言いたい。まあ涙をペットボトルに入れて返されても困るからいいけど。そして今年、私はまた別のでんせつに涙することになるのだろう。

「かじあきらのでんせつ」

6月、我々はでんせつの目撃者となるのだ。かじさんは一体、どんなでんせつを見せてくれるのだろうか。

こどもくろすのたいくう時間17秒。
前半17秒でいっぱつレッド。
テレビにうつった時間、合計17秒。

いや別にかじさんのそれは17秒のでんせつと決まったわけではないけれど、とにかくでんせつ誕生の瞬間に流すための涙と、こどもびいるかけもしくはシャンメリーファイトの用意をして、その時を待つ。

お酒のCM

Jリーガーの酒類CM出演を一部解禁へってそうなのか、今までは禁止だったのだな、そういえば見たことがなかった。「ビールに類する商品だけ、飲んでいるシーンを使用しない」という条件の意味がいまひとつよくわからないが、とにかくこのニュースを聞いて私が考えなければならないことは、では加地さんは何のお酒のCMに出るのか、ということだ。

加地さんのエロスを考察した記事に、加地さんには「和」なエロスを感じる、といった内容のコメントを女性から頂き、そこにはふんどしやたいまつ、和太鼓などがアイテムとして挙げられていたが、その線からいけばやはり日本酒のCMがいいだろう。黒バックに浮かび上がるふんどし一丁の加地さんが、ぐいっと日本酒をあおる。かっこいいのではないか。そのエロスに、TVの前の女性(もしくはある種の男性)はまるで自分がお酒を飲んだかのように頬を赤らめることだろう。

そんなエロスな加地さんも見てみたい。見てみたいが、でも今の加地さんがお酒のCMに出るとしたら、やはりこういう類のそれになるのだろうな。

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どうなんだろう、こどもびいるも「ビールに類する商品」だから、飲むシーンは禁止なんだろうか。っていうかこれ、お酒じゃない。確かに似合ってはいるが、今私が考えねばならないのはお酒のCMだ。もっとおしゃれな、パーティなんかで飲むようなお酒はどうかと考えたところ、ぴったりなそれを見つけてしまった。

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残念ながら、またお酒じゃない。まあこの際なんでもいい。加地さんのCMデビューが待ち遠しいのである。

エロスなお菓子

加地さんにはエロスが足りない、そう心配し、でも癒しがあるからいいじゃないか、そんなふうに思っていた私だったが、頂いたいくつかのコメントを読み、加地さんからエロスを感じる女性がいることを知った。よく考えれば当たり前のことで、つまりエロスの感じ方は人それぞれだということだ。だから加地さんにも、エロスは、ある、十分に。お詫びと訂正だ。こんな私にもエロスはあるだろうか。まあ私のことはいいか。

だから見る者全てを癒すと評される、加地さんのあのふんわりクロスの中にエロスを見出し、ハートがとろりととろけるような気持ちになる女性(あるいはある種の男性)もいるかもしれない。いや、いるのだろう。だからこんなお菓子がある。

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「ふんわりとろり」。丸いその形は、加地さんがドイツの大空へ蹴り上げたドイツW杯オフィシャルボール、チームガイストをイメージ。ドイツW杯観戦土産にぴったりのお菓子だと言えよう。ただしお菓子そのものはFIFAオフィシャルでもなんでもなく、加地さんの許諾も得ていないからか、販売元の「築地ちとせ」のサイトには載っていない。裏メニューだ。お店で店員に「エロス8個入り」と耳打ちすれば、買える。

1.13発表

1月13日に正式発表とは、洒落たことをしてくれるじゃないか。別に洒落てはないか。この発表を残念に思っている人は多いだろうけれど、本人の意思なのであれば、ファンはそれを受け入れるべきなのだろうな。

っていうか俺、別にファンじゃないし。だいたいさあ、日本を代表する選手ともなれば、選手としてのその人生は、もはや本人ひとりだけのものとは言えないんじゃないの?その競技に関わる者、応援する国民のために捧げろ、とまでは言わないけれど、もうちょっと、責任というか義務というか、そういうことも考えて欲しかったと思うのは私だけでしょうか。試合中はろくに枠にボールが入らないくせに、あっちの方はどんぴしゃで的中ってか。なんだよそれふざけんなよ、バレーに人生を捧げちゃっていまだに独身の中田久美を見習えよ、ってもしかして私は皆さんが考えるそれと別のことを話題にしているだろうか。

大友愛、できちゃった婚。相手はビーチバレーの選手だという。そうですか、やっぱ、釣り合うくらいのデカイ男じゃないとダメですか、じゃあ俺なんかにはせいぜい竹下佳江あたりがお似合いか、って失礼な、竹下はいいセッターだぞ、少なくとも大友なんかより全日本になくてはならない存在だ。

デカイ男とデカイ赤ちゃんでも産んで幸せになるがいいさ。さよなら、大友愛。ユウ、ずっと好きだったよ。って好きだったのかよ。

大友はさておき。加地さんのガンバ移籍が正式に発表された。驚いたのは、同時に移籍が発表されたマグノアウベスも加地さんと同じ1月13日生まれだということだ。これでフェルナンジーニョと3人で、1.13トライアングルが完成だ。そのトライアングルに何の意味があるのかは、よくわからないが。

今年こそはUHFのアンテナを立てて、カラー画面のMX-TVで加地さんの大惨事を楽しもうと思っていたのに、残念だ。でもたぶん今年ガンバの試合はBSなどでの放送も多いだろうし、ACLもあり、もちろん代表としてW杯がある。どこでどんな色のユニフォームを着ようとも、きっと加地さんの大惨事は変わらず我々を楽しませてくれるだろう。新天地での加地さんに期待だ。

バースデイ

誕生日おめでとう。誰がって、加地さんがだ。今日1月13日は、加地さんの26回目の誕生日なのだった。

加地さんと同じ誕生日の有名人を調べてみたところ、さすがは加地さん、偉大な人物たちと同じ誕生日なのだった。まず芸術分野の人物が目につき、舞踏家のローラン・プティ、デザイナーの田中一光、映画監督の相米慎二、漫画家のいがらしみきおなどが1月13日生まれで、つまり加地さんはピッチという舞台で舞う舞踏家であり、そのクロスは緻密に計算された美しい曲線を空中にデザインし、「快感…」とつぶやく加地さんはアライグマくんにいぢめらる。

芸能人では太川陽介、SAM(TRF)、CHARA、長山洋子、真矢、平山あやなど微妙な顔ぶれ。CHARAのあの、上手いんだか下手なんだかよく分からない、けれども誰にも真似できない歌声は、加地さんのあの、上手いんだか下手なんだかよく分からない、けれども駒野さんには真似できないクロスに似ているかもしれない。

変わった所では下着の通販「ピーチジョン」社長、野口美佳。これを縁に、加地さんを下着のモデルとして起用してみてはどうか。鍛え上げた肉体に女性用下着をまとう加地さんは、エロスを通り越してただの変態だけれど。

サッカー界では加地さんの移籍が決定的と報じられるガンバのフェルナンジーニョ。そして、三浦りさ子。KINGカズの奥さんだ。だからカズはきっと加地さんとも相性がいいだろう。加地さんのクロスを決められるのは、カズだけなのかもしれない。

そして加地さんと同じ年の同じ日、1980年1月13日生まれの有名人が、ひとりだけいる。大島美幸。名前だけだと一瞬誰だか分からないが、この人だ。

森三中の大島。エロスがない。いや、ないわけではないのだろう、なにしろ彼女は結婚している。1980年1月13日生まれの人物が放つエロスは、ちょっと特殊なのかもしれない。

エロスな加地さん(1)

加地さん、引っ越しちゃったの?というか、ガンバ移籍はずいぶん前から決定的との報道があったから、今さらそのことを驚いているわけではなく、報知新聞はどうやって加地さん転居の事実を突き止めたのかが気になるのだった。引越し屋が情報を流したりするのだろうか。それともやっぱり住基ネットとかから漏れるのか。全く別の事件の取材の過程で偶然分かったという可能性もある。「このマンションを後にする今のお気持ちは?」「残念ですけど地震で倒壊してからでは遅いので…」「あれっ、加地さんですか?」「あ、はい」。

ところで女性からの加地さんの人気について、たくさんのコメントを頂き、そのほとんどが加地さんはイケメンであり、女性からも人気がある、というものだった。そうだよな、別にエロスがなくたってそういう男性が好きな女性だってたくさんいるのだ、ロハスな男を求める女性が。ロハスが何か、いまだに分からないで適当に言ってるけど。

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まあなんていうか「癒し系」ですよね、加地さんは、いわゆる。エロスはいらない。ただ癒しがあればいい。クロスはいらない。ただ走りがあればいい。

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