一瞬私が怒られているのかと思ったが、加地さんではなく鈴木師匠についての話だったし、それに私は別に加地さんを笑っているわけではなくて、あの、つまり、何ていうのか、そう、微笑んでいるのです。
私たちに微笑みを与えてくれる加地さん。世界中の人が加地さんのプレーを見れば、この地球から戦争なんてなくなるはずだ。
一瞬私が怒られているのかと思ったが、加地さんではなく鈴木師匠についての話だったし、それに私は別に加地さんを笑っているわけではなくて、あの、つまり、何ていうのか、そう、微笑んでいるのです。
私たちに微笑みを与えてくれる加地さん。世界中の人が加地さんのプレーを見れば、この地球から戦争なんてなくなるはずだ。
今日も加地さんのクロスは絶対に決まらなかったわけですが。というか、クロス自体少なかったような気がし、でも前半PA内まで進入してから入れた低いクロスは惜しかった。それとシュートにいってもいいのにそうしなかったシーンも何度かあったが、まあ仕方がない。とにかく、そこに「いる」ことが大切なのだった。
後半終了間際、バーレーンの観客が投げ入れたピッチに散乱するペットボトルに加地さんは何を思う。
気が付けば、って、代表の試合の直前にいつも気が付いてばかりの私であるが、気が付けばもう今夜バーレーン戦なのだった。
ここに代表各選手のコメントが載っているが、我らが加地さんのそれはこうだ。
加地亮「いよいよだな、という気持ちがある。これに勝てばW杯出場はかなり近づく。決定する瞬間にいたい」
加地さん。加地さんよ。あんたは誰が何と言おうと、日本代表不動のスタメンじゃないか。そんなあんたがが「いたい」はないじゃないか。サポーターじゃないんだから。いるのは当たり前だ。「僕のクロスで出場を決めます!」くらい言ってみたらどうだ。いや、まあ言ったところで2ちゃんねるにスレがたくさん立つくらいのことだけど。
でもそんな奥ゆかしいところが加地さんの魅力なのだ。今日も奥ゆかしいクロスで私たちを楽しませてほしい。合言葉は「ドイツへ行こう」ではない。「ドイツ行きが決まる瞬間にいよう」だ。
もともとお尻に火がつかないと動かないのが私のダメなところで、仕事も締め切りぎりぎりにならないと取りかからない、というか、集中力が出ないのである、せっぱつまらないと。
ずいぶん前から作ろうとは思い、そのための素材も全部集まっており、アウェイ2連戦までには作ろう、でもまだまだ先だしな、と思っていて気が付いたらもう今週だった。
本当はね、例の、松木のCMみたいな、感動的なものも作ってみたいのだけれど、あ、そうだ、加地さんが代表でゴールでも決めたら作ろう。って、作れるのか、私に、感動的なものが。
とにかく今は感動より応援だ。いや、本当にこれは、応援のつもりなのだ、そうは見えないかもしれないけれど。
嘘から出たなんとやら(ID:102907)
加地さんが帰ってきた。
今日の加地さんはいつもと少し違ったような気がしたのは私だけだろうか。三都主がよくやるような、対峙したディフェンダーの背後にボールを出し、それに追いついてかわそうとするプレイとか、大黒の頭にピンポイントであわせ、あわやというシーンを作った鋭いクロスとか。自分の出ていない試合を外から見て、何か思うところがあったのだろうか。今日は、なんか、ちょっと、かっこよかったのではないか。嬉しいような、でも、久しぶりに会った昔の恋人が変ってしまっていて少し寂しい、みたいな気持ちのような。
でもスローインのとき思いっきりラインから足が出ちゃってたのを見て、ああ、加地さんはやっぱり加地さんだよな、と安心。
しかもボレーって。出来たっけ、加地さん、ボレーなんて。いやしかしこれはもしかすると加地さん代表初アシストの前に初ゴールなんてこともあるのかもしれない。今日の今日まで、加地さんが代表でゴールする可能性などこれっぽっちも考えてみたことがなかったが、そうだ、ありえない話ではなかったのだ。
期待してるぞ、加地さん。本番でも豪快ボレーシュートを見せてくれ!
なぜと言われても困るのだが、私は突然、ルービックキューブについて考えているのだった。と、ここで気になるのは、もしかしたら最近の若い人たちはルービックキューブが何なのか、知らないのではないかということで、念のため説明すると、立方体の、6色の、面を、こう、回して、合わせる、っていうかそうだ、あいのりでコータがやってたあれだよ、って、それはそれで知らない人には全く分らない説明になってしまった。
ルービックキューブが流行った頃、私はまだ子どもだった。ここでちょっと自慢というか、いや、自慢というほどでもないけれど、まあ客観的事実としてですね、私、比較的お勉強ができる子どもだったんですね。なので、当然簡単に解けるだろうと思っていたのだ、実際にさわってみるまでは。ある日父親が買ってきたそれに早速チャレンジした私は、すぐに愕然とすることになる。
解けない。何とか2面くらいまではそろうものの、そこから先がさっぱりダメだ。挫折だ。私は思った。僕はもしかして、頭が悪いんじゃないだろうか?ちょっとお勉強ができるからといって、勘違いしていたのではないか。実は僕は、ばかだったのだ。
ところがある日突然、私はルービックキューブの全面をそろえる方法を発見する。3列をちょっとずらしてひねるようにすると、キューブのパーツ1つ1つが、芯の部品から外せることに気がついたのだ。全てのパーツを外し、それを色ごとにはめ込んでいけば、簡単に全面をそろえることができた。
やっぱり頭がよかった。別の意味で。それは一般的に「ずる賢い」と呼ばれる。
その後結局ちゃんとした手順でそろえることは諦めてしまい、そのうちにキューブのことなど忘れてしまったし、キューブそのものもとっくに手元にはない。そして今、思うのだ。当時解けなかったのは私がばかだったからなのか?それともただ子どもだったからか?大人になった今、それに挑戦したら、もしかして解けるのではないか。調べてみると、今でもそれは売られている。試してみたい。もし今解けないとしたら、私は本当にばかだったということだ。
キリンカップペルー戦をテレビで観たほとんどの人にとって、一番印象的だったのは、ロスタイムでの失点ではないだろう。
松木さんが死んじゃった。
ハーフタイム中に2度ほど流れたソニー生命のCMで、父親役の松木安太郎が死んでしまうのだが、なんかちょっと、ジーンとしてしまったのはわたしだけだろうか。いつもはうるさいとだけ思っていた父の声も、聞こえなくなると寂しいものだ。プロサッカー選手という夢が叶った今、一番聴きたいのはあの父の叫ぶ声だ。
でもきっと、次にテレビでしゃべりまくる松木の姿をみたら私は思うだろう。
うるさいだまれ、と。